札幌西陵高創立４０周年記念式典　未来への飛躍誓い合う　９００人出席、記念講演も

（学校 2017-10-05付）

在校生や教職員、ＰＴＡ関係者ら約９００人が出席し、４０周年の節目を祝った

　札幌西陵高校（天田光彦校長）の創立四十周年記念式典・記念講演が九月三十日、同校で挙行された。在校生や教職員をはじめ、同窓生、歴代校長、ＰＴＡ関係者など約九百人が出席。創立から四十年の歩みを振り返るとともに、未来への飛躍を誓い合った。

　同校は昭和五十二年、札幌市西区に道立普通科高校として開校。四学級百八十人の生徒でスタートし、現在までに一万四千人を超える卒業生を送り出している。

　記念式典で、あいさつに立った天田校長は、これまでの歴史を振り返り、先人たちの努力に敬意を表するとともに「現在も生徒と教師がともによりよい学びの場をつくろうとする熱い心が引き継がれている」と強調。「社会は急激に変化している。技術が進んでも大切なことはそれを使う人間の心構え。人間の資質・能力が問われている。これからも失敗を恐れず、自己の可能性に挑戦してほしい。それが生きる喜び」と生徒にエールを送った。

　また、創立四十周年記念事業協賛会の理寛寺忠広会長は、自ら一期生として学んだ想い出を振り返りながら、求められる資質について「必要とされるのは、高い目標を掲げ、成し遂げようとする精神、新しい時代に順応する柔軟な発想」と指摘。「新しい時代に立ち向かう力を身に付けてほしい」と激励した。

　続いて、歴代校長五人に感謝状を贈呈したあと、在校生を代表し三年生の氏家晃太君が「私たちは今まで以上の努力をし、これから入学してくる後輩たちにも“札幌西陵高校へ行きたい”と思ってもらえる学校をつくっていきたい」と決意を語った。

　このあと、同校の交換留学生（昭和五九～六〇年）だったクリス・グレン氏が「夢は自分の手でつかめ～ＪＵＳＴ　ＤＯ　ＩＴ」と題して講演した。

(学校 2017-10-05付)