7330件増の4万6744件 28年度スクールカウンセラー相談件数―札幌市教委まとめ(市町村 2017-10-10付)
札幌市教委は、二十八年度スクールカウンセラー事業における相談件数をまとめた。昨年度は百一人のカウンセラーが小・中学校、高校、特別支援学校で四万六千七百四十四件の相談を受けており、二十七年度よりも七千三百三十件増加。小学校では一千九百九十四件増の一万二千九百四十三件、中学校は四千四百三十八件増の三万百八十二件となっている。
すべての市立学校にスクールカウンセラーを配置し、児童生徒や保護者、教職員などの相談を受け付けるもの。二十八年度は年間の配置で小学校は各校五十七時間から六十時間に増加。中学校・高校は二百八十時間、特別支援学校は二校で二百八十時間の時数となっている。
二十八年度におけるスクールカウンセラーの相談件数をみると、小学校では一千九百九十四件増の一万二千九百四十三件、中学校は四千四百三十八件増の三万百八十二件、高校は七百二十六件増の二千八百十件、特別支援学校は二百二十二件増の八百九件となった。
小学校では学習や不登校、中学校でも不登校の相談が多かった。高校では学習や友人関係、特別支援学校でも友人関係にかかわる相談があった。
市教委では引き続き、各学校においてスクールカウンセラーが教員や保護者向けの校内研修などを行うなど、学校における教育相談体制を充実させるほか、小学校への配置時数の拡充を行っていくこととしている。
(市町村 2017-10-10付)
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