こどものまちミニさっぽろ2017 児童3500人が職業体験 疑似紙幣使い食事、買い物(市町村 2017-10-05付)
児童3500人はパワーショベルの操作など、様々な職業を体験した
小学三・四年生が職業を体験する「こどものまちミニさっぽろ2017」が九月三十日から二日間、アクセスサッポロで開かれた。二日間で札幌広域圏の小学三・四年生約三千五百人が参加。様々な職業体験を行ったほか、給料としてもらった疑似紙幣「ドーレ」を使って買い物や食事をするなど、社会生活を体験した。
子どもたちが職業体験や消費体験を通して、働くことの楽しさや大変さを身をもって体験し、社会の仕組みを学んでいくことを目的に十八年度から実施しているもの。職業体験を行ったあと、給料として疑似紙幣「ドーレ」を受け取り、買い物など消費体験を行う。対象は札幌市内および札幌広域圏(北広島・江別・恵庭・千歳・石狩・当別・新篠津)の小学三・四年生。札幌市や札幌商工会議所などからなる実行委員会が主催し、市教委や札幌市小学校長会などが後援している。
当日、参加した児童は会場入口で事前に購入したチケットと市民証を交換。入国許可の手続きをとって入場した。
会場は「建設ゾーン」「官公庁ゾーン」「商店街ゾーン」など六つに分かれており、児童は測量士や看護師、配達員など、五十八種類の職業を体験した。
このうち、建設ゾーンでは、道内大手建設企業の㈱田中組が建設機械運転手のブースを設置。児童はパワーショベルのハンドルを操作して五色のボールをダンプカーに積み込んだほか、リモコンでダンプカーを操作し、荷下ろしを行った。
参加した児童の一人は「普通の車と違って楽しかった。将来、建設の仕事をやってみたい」と話していた。
また、職業体験で得た給料を手に、商店街ゾーンにあるカフェや文房具店を訪問。疑似紙幣「ドーレ」を使って商品を購入するなど、消費活動も体験した。
会場運営では、一般公募した小学五・六年生六十人が子どもボランティアとしてイベントに参加。企画段階でブースのフードメニューやコーナーの名前を検討したほか、当日はブースでの業務を行うなど、イベントの補助に当たった。
(市町村 2017-10-05付)
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