石狩局が管内高校長研究協議会　学校運営充実へ情報提供　飲酒運転根絶へ指導も要請

（道・道教委 2017-10-16付）

参加者は研究協議を通じ、学校経営について理解を深めた

　石狩教育局は十日、札幌北高校彩風館で二十九年度第三回管内高校長研究協議会を開いた。管内道立高校長約四十人が参加。学校運営の改善・充実に向けて研究協議を通じ、研鑚を積んだ。

　高校教育にかかわる教育行政上の課題などについて研究協議を行い、学校運営全般の改善・充実に資することが目的。

　開会に先立って馬橋功局長は、一日に十勝管内で教職員による飲酒運転が疑われる事案があったことを説明し、指導の徹底を求めた。

　続いて、企画総務課の河村健一課長があいさつ。ことし三月に公示された新学習指導要領について「何ができるようになるかという観点から、どのような資質・能力を育んでいくことが求められているのかを明らかにしたもの」と説明した。

　今後、本年度中に高校の新学習指導要領が公示される予定となっていることから「目指す理念の実現に向けた方向性や手立てなどを、誰からも分かりやすい表現で学校経営に位置付けることが重要」と強調した。

　また、高校のカリキュラムにおいて「校長による学校マネジメントがさらに必要になる」と指摘。さらに「新たな時代の高校教育の創造に向け、これまで以上に学校と教育行政が一体となって取り組んでいくことが重要」との考えを示し、引き続き、理解と協力を求めた。

　このあと、教育行政上の課題や、学校教育にかかわる課題、全道代表高校長研究協議会などについて研究協議を行った。

(道・道教委 2017-10-16付)