道教委の小中一貫教育推進事業　２月に札幌でフォーラム　協力地域・学校が成果発表

（道・道教委 2017-10-13付）

　道教委は、本年度、計画の最終年度を迎えた「小中一貫教育推進事業」の集大成として、来年二月に札幌市内で「小中一貫教育北海道フォーラム」を開く。協力地域の白糠町、中標津町、当別町、旭川市の各教委と協力校が小中一貫教育の取組を発表。併せて、事業の成果を取りまとめた資料『北海道における小中一貫教育について』『小中一貫教育に関するＱ＆Ａ』を通して取組を全道に発信し、今後の道内の小中一貫教育の在り方について共通理解を図る。

　ことし三月に告示された新学習指導要領では、小・中学校学習指導要領の総則において、学校段階間の円滑な接続を図る工夫や、義務教育の九年間を見通した計画的・継続的な教育課程編成の必要性が示された。

　道教委は、独自の事業として二十三年度から「小・中学校ジョイントプロジェクト」、二十六年度から「小中連携、一貫教育実践事業」をいずれも三ヵ年計画で推進。本年度からは「小中一貫教育支援事業」を開始し、義務教育九年間で育成する児童生徒の姿の設定・共有、地域のよさを生かした九年間の指導計画の作成などに取り組んでいる。

　文部科学省指定事業の道「小中一貫教育推進事業」は、二十七年度から開始。三ヵ年計画で白糠町、中標津町、当別町、旭川市の各教委と協力校が小中一貫教育の取組を先導的に推進し、成果の発信に努めている。

　道教委は現在、小中一貫教育を導入予定の市町村や、推進上の課題を抱える自治体・学校が活用できるよう、事業の成果を取りまとめた資料『北海道における小中一貫教育について』、協力市町・協力校の工夫や実践を示す『小中一貫教育に関するＱ＆Ａ』の作成作業を進めている。

　また、事業の集大成として、来年二月十六日にホテルライフォート札幌で「小中一貫教育北海道フォーラム」を開く。講演や協力地域・協力校の取組と成果の発表、資料『北海道における小中一貫教育について』『小中一貫教育に関するＱ＆Ａ』に関する説明を行い、事業成果を全道に発信する。

(道・道教委 2017-10-13付)