絵てがみづくりに挑戦　ライフォートで文化教室

（道・道教委 2017-10-16付）

道教育大岩見沢校の田山特任教授が指導した

　ホテルライフォート札幌は、ことしで四回目となる文化教室「２０１７おもしろ絵てがみ教室～中島公園散策」を開いている。道民十二人が受講し、中島公園を散策してその歴史や文化にふれながら、絵てがみづくりに取り組んでいる。

　ことし開業二十周年を迎えたライフォートは、公立学校共済組合札幌宿泊所として、組合員の保養・宿泊・教養のための施設という基本理念と、近隣の自然豊かな環境と調和しながら地域社会の発展に貢献するという目的のもと、文化・教養あふれる施設を目指し、様々な取組を進めている。

　その一環として、文化教室に力を入れており、二十六年度からは「おもしろ絵てがみ教室～中島公園散策」を毎年開いている。

　講師は、道教育大学岩見沢校の田山修三特任教授。札幌市内小学校の教師として、三十七年間勤務し、在職中から絵てがみを教育活動に活用。退職後は、札幌市文化財課で市の文化財や歴史を歌と絵てがみ、手品で紹介する出前講座を行ってきた。現在、道教育大岩見沢校で活躍する一方、絵てがみ講師として指導に当たっている。

　四年目の「おもしろ絵てがみ教室」は、八～十月に全四回実施する。札幌市内や近郊在住の道民十二人が受講している。

　受講者は、田山氏の案内で、中島公園を散策し、国指定重要文化財「八窓庵」などを見学したほか、様々な技法を学びながら、絵てがみづくりに取り組んでいる。

　今月五日の第三回教室では、中島公園の散策後、ライフォート一階レストラン「カランドリエ」で絵てがみづくりを行った。

　田山氏は、自ら筆を執りながら「少し曲がったりした線の方が味が出る」「色は塗らない。はけで置くようにする」などとアドバイス。受講者は、指導を受けながら、カボチャや柿、押し花などを題材に作品づくりに挑戦した。

　第四回教室は、十九日に開かれる。

(道・道教委 2017-10-16付)