【解説】９月末の少年非行等概況―道警

（解説 2017-10-25付）

　道警本部は、九月末における「少年非行等の概況」を取りまとめた。

　検挙・補導された非行少年は九百五十九人（うち女子百六十七人）で、対前年同期比四人、〇・四％減少した。内訳は、刑法犯少年が十六人、一・九％増の八百五十七人、特別法犯少年が二十人、一六・五％減の百一人、ぐ犯少年が増減なしの一人。

　非行少年に該当しないが、飲酒や喫煙、深夜はいかいなどを行った不良行為少年は八百三十二人、六・七％増の一万三千二百二十九人だった。

　刑法犯少年を罪種別にみると、窃盗犯が二十三人増の五百四十七人で、全体の六三・八％。その手口別では、万引が二十七人増の三百九十八人で、七二・八％と最も高い割合を占めた。

　同じく学職別では、中学生が一人増の二百二十七人で、全体の二六・五％。次いで、小学生が四十一人増の二百十人、二四・五％、高校生が三十四人減の二百二人、二三・六％など。

　特別法犯の法令別内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が十六人減の二十八人、売春防止法が五人増の十人、道育成条例が四人減の九人など。

　薬物乱用少年は三人で、一人、二五・〇％減少した。

　少年の福祉を害する福祉犯の検挙人員は二十八人、一三・四％増の二百三十七人。内訳は、児童買春・児童ポルノ禁止法が八人増の百一人、道育成条例が二十一人増の九十三人など。

　福祉犯の被害少年は二十三人増の百五十九人。うち、児童買春・児童ポルノ禁止法が十二人増の七十三人、道育成条例が十人増の五十五人など。また、児童生徒学生が百三十一人で、全体の八二・四％を占めた。

　出会い系サイトとコミュニティサイトの利用に起因する福祉犯の被害少年は八十人で、十九人、三一・一％増加した。

(解説 2017-10-25付)