【解説】新しい北海道総合教育大綱(解説 2017-11-07付)
新しい「北海道総合教育大綱~〝その先の道を切り拓く北海道人〟を育む」が知事決定され、三十年四月に施行されることとなった。
道は、ことし六月に本年度第一回北海道総合教育会議を開き、大綱骨子案について協議。八月の第二回会議で、大綱素案を示した。
その後、パブリックコメントを行い、道民から素案に対する意見を募集。四人、五団体から延べ五十八件の意見が寄せられた。
道がまとめた意見募集結果によると、寄せられた意見などの大綱案への反映状況は、A「意見を受けて案を修正したもの」が四件、B「案と意見の趣旨が同様と考えられるもの」が八件、C「案を修正していないが、今後の施策の進め方等の参考とするもの」が十一件、D「案に取り入れなかったもの」が二十八件、E「案の内容についての質問等」が七件だった。
意見のうち、Aでは、本道にとって「食」が観光資源となり得ること、食育を通して子どもが食に関する知識などを身に付け、健全な体づくりを行えることなどに着目し、大綱に「食」の重要性を盛り込むことを提案。
道は、この意見を踏まえ、基本方針に「北海道の地域を支える農林水産業や食・観光産業などの産業人材の育成」を記載した。
十月の第三回会議では、これまでの会議における協議やパブリックコメントで寄せられた道民の意見、道議会での論議などを踏まえ、道が大綱案を提案した。
会議では、柴田達夫教育長が大綱案に賛成意見を述べた。また、大綱の理念を十分踏まえて新しい教育計画の策定作業を進めるとともに、知事部局と一層連携しながら教育施策を推進する考えを示した。
大綱案は会議で了承され、その後、知事決定された。
(解説 2017-11-07付)
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