雪に関する教育課程研究実践校―札幌市教委 12月から教育活動本格化 雪遊び、除雪、雪像など(市町村 2017-11-29付)
札幌市教委の雪に関する教育課程研究実践校事業では、研究実践校の一園五校が雪が積もる十二月から本格的に学習活動を行っていく。総合的な学習の時間や社会科など様々な教科や領域で研究に取り組む。雪を活用した学習活動の構築や教育課程への位置付けについて実践研究を進めていく。
札幌市では、札幌らしい特色ある学校教育として「雪・環境・読書」の三つのテーマを掲げている。
雪に当たる同事業では、雪を活用した学習活動の構築や教育課程への位置付けについて実践研究を行っている。
本年度は、ひがしなえぼ幼稚園、屯田北小学校、屯田小学校、真駒内公園小学校、新光小学校、簾舞中学校の一園五校が研究実践校となっている。
ひがしなえぼ幼では、これまで小学校の生活科での授業交流など、様々な取組を実施。本年度も幼児が小学校の雪を取り入れた活動の刺激を受けることができるような環境づくりを行うほか、幼児が冬や雪遊びを楽しめるようになるために家庭へ情報を発信する。
屯田北小は、三年生が総合的な学習の時間で冬の防風林を探検するほか、六年生が社会科で市の除排雪にかかわる行政の政策や予算を調べ、市の未来を考える学習を行うなど、全学年で研究に取り組む予定となっている。
屯田小では、低学年において雪像づくりなど雪と親しむ活動に重点を置くほか、中学年は総合的な学習の時間を軸に、自然と共生しようとする心情と実際に活動・体験する実践力を育てる。また、高学年は地域と連携した取組を通して雪との共生を考え、様々な問題解決に向けて考えさせるような授業を展開する見通し。
真駒内公園小では、毎年三年生児童が校区内の町内会行事「雪あかりキャンドルロード」に参加し、会場の公園内で雪像をつくるなど交流を続けている。本年度も三年生が同行事に参加する予定で、雪を楽しみ、地域住民とのふれあいを通して自尊感情の高まりをねらっていく。
新光小では十九年度から各学級または学年で協力して雪像をつくる「新光雪あかり村」活動を実施。学年ごとに異なった切り口で活動を行い、六年間を通して様々な観点で雪とふれあう授業を行う予定。
簾舞中では、地域において高齢者の住む割合が高く、山間地に住宅があるため除雪の行き届かない世帯があることから、生徒会が主体となって除雪に困難を感じている高齢者世帯の除雪ボランティアを計画している。
(市町村 2017-11-29付)
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