札幌市立小中適正配置審議会　方針見直しの答申案承認　３０日に長岡教育長に手交

（市町村 2017-11-30付）

前回会議の意見をもとに修正した答申の最終案を確認した

　札幌市教委は二十八日、市教委会議室で第五回札幌市立小中学校適正配置審議会を開いた。議事では、委員が「札幌市立小中学校の学校規模の適正化に関する基本方針」の見直し案にかかる答申案について審議を行い、概ね承認された。答申は、きょう三十日、審議会の福田信一会長が長岡豊彦教育長に手交する。

　はじめに、事務局が基本方針の見直しにかかる答申案を提示。第四回会議で委員から出た意見をもとに、文言などを修正した答申最終案について説明した。

　答申最終案では、①学校規模適正化の意義・目的②通学区域および通学手段への配慮③検討対象校（対象となる学校）④取組校（地域）の設定⑤取組の進め方⑥学校施設の在り方⑦その他取組を進めるに当たって―の七点について意見を示した。

　審議に入り、委員が前回会議で意見が出た各項目の文言などの修正個所を確認した。最終案は概ね承認された。

　この答申は、きょう三十日、審議会の福田会長が長岡教育長に手交することとしている。

　今後は、三十年一月中に基本方針の素案を策定し、二月にパブリックコメントを行う見通し。寄せられた意見などをもとに検討を重ね、三月の策定を予定している。

(市町村 2017-11-30付)