旭川市大有小開校９０周年　新たな未来へ飛躍誓う　３７９人出席し記念式典挙行

（学校 2017-12-18付）

出席者全員で〝チーム大有〟の結束を高めた

　【旭川発】旭川市立大有小学校（馬場信明校長）の開校九十周年記念式典が十二月上旬、同校で執り行われた。全校生徒や同窓生など三百七十九人が出席。馬場校長は「“チーム大有”として地域・家庭との連携をより一層深め、社会に開かれた教育課程を実現していく」と決意を語った。

　同校は、昭和三年一月に新北門尋常小学校として開校。以来、大有尋常小学校、大有国民学校を経て、昭和二十二年に現在の旭川市立大有小学校となり、これまで一万二千五百六十四人の卒業生を輩出してきた。

　式典では、馬場校長が式辞。開校から九十周年の節目を迎え記念式典を挙行できたことに謝意を示したあと、同校の歴史を振り返り「教育現場などに起こる様々な困難に立ち向かいながらも、それを確かなものとしてきた」と述べた。その上で「“チーム大有”として地域・家庭と学校がより一層連携を深めて社会に開かれた教育課程の実現を創造していく」と意気込みを語るとともに、保護者などに協力を求めた。

　また、児童に向けて「歴史と伝統を受け継ぎ、周りの人を思う気持ちや感謝の気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけた。

　続いて、九十周年記念事業協賛会の谷川敞会長と同校ＰＴＡの窪田幸雄会長がそれぞれあいさつ。谷川会長は「本年度、記念事業として実施してきた取組などを通して、ＰＴＡと子どもたち、学校が一つになって取り組んでいる姿に、あらためて大有小の素晴らしさを感じた」、窪田会長は「この日のために三年以上も協議を重ねて、子どもたちに“何ができるか”話し合ってきた」などと語った。

　来賓祝辞では、旭川市の西川将人市長と旭川市教委の赤岡昌弘教育長が登壇。西川市長は「今後も百年、百二十年と歴史が刻まれるとともに、子どもたちの輝かしい未来を築き上げて」、赤岡教育長は「伝統や校風を引き継ぎながら、新たな未来に向かって取り組んでほしい」などと、それぞれ期待を寄せた。

　このあと、祝文・祝電や同校児童による「よろこびの言葉」が披露された。

　式典終了後、大有野球クラブと大有小吹奏楽部の児童があいさつや発表を行った。

(学校 2017-12-18付)