性犯罪被害防止へ活用を　啓発漫画の寄贈受ける―道教委

（道・道教委 2017-12-19付）

『ＢＬＵＥＨＥＡＲＴ』を受け取る村上学校教育監（右）

　道教委は十五日、人身取引被害者サポートセンター「ライトハウス」から、子どもの性犯罪被害の事例、対応策を伝える啓発漫画『ＢＬＵＥ　ＨＥＡＲＴ』の寄贈を受けた。村上明寛学校教育監は「書籍を活用させていただき、子どもたちの被害防止のために努力していきたい」と述べた。今後、道内すべての公立高校に配布し、教室や図書館に配置される。

　漫画『ＢＬＵＥ　ＨＥＡＲＴ』は、子どもの性の商品化について知識を身に付け、被害を防止するための啓発を図るため、ライトハウスが二十七年に発刊した。道警は犯罪被害予防の一環として購入し、道内すべての中学校に配布した。

　今回、さらに有効活用を図るため、道警を通じて道教委に六千九百冊を寄贈することとなった。

　この日、ライトハウスの坂本新事務局長が道教委を訪問。六千九百冊を寄贈した。村上明寛学校教育監は、寄贈への感謝と日ごろの活動に対する敬意を示した上で「書籍を活用させていただき、子どもたちの被害防止のために努力していきたい」と述べた。

　今後、道教委は、学校の一学級に一冊、さらに保健室、図書室に行き届くよう、市町村教委を通じて道内すべての公立高校に配布。

　このほか、非行防止教室などで活用する予定。

(道・道教委 2017-12-19付)