道150年事業実行委が総会 教育、文化を一層充実 事業計画原案・補正予算を承認(道・道教委 2017-12-21付)
滝川市立明苑中の美術部員が制作した松浦武四郎の巨大画を披露
道百五十年事業実行委員会(会長・高橋はるみ知事)は十九日、京王プラザホテル札幌で第二回総会を開いた。道百五十年事業計画原案および補正予算を承認。道教委の柴田達夫教育長は、北海道百五十年事業に関連する学校教育、生涯学習・社会教育、文化芸術の施策を示し「北海道百五十年を貴重な機会として、北海道の教育、文化芸術の一層の充実に努めていきたい」と語った。
同実行委は、北海道命名百五十年事業を推進することを目的に、事業の全体調整、事業計画の作成、事業実施などを行うもの。会長の高橋知事をはじめ、道内の経済、産業、文化、教育など各分野の関連団体の代表が副会長、理事、委員を務めている。
この日は、約七十人が出席した。会場には滝川市立明苑中学校の美術部員が制作した松浦武四郎の巨大画を設置。郷土出身の画家・岩橋英遠の絵をモチーフにしたもので、北海道百五十年事業に合わせて同校が道に寄贈した。
開会に当たり、高橋知事があいさつ。「道民、北海道を愛する国内外の方にとって、心に残る二〇一八年となるよう、皆さんにはそれぞれの立場で北海道百五十年事業を盛り上げるようお願いしたい」と期待した。
議事に入り、道百五十年事業計画原案および補正予算を承認。引き続き、事務局が事業スケジュールについて説明した。来年八月五日に道立総合体育センター「北海きたえーる」で記念式典を挙行するほか、来年七月十四日~八月二十六日を「北海道百五十年ウィーク」と設定し、食、アート、音楽、歴史・文化・自然などに関する様々な事業を道内各地の企業、団体、行政などと協力して実施する。
続いて、各団体の代表者が北海道百五十年に関連した今後の取組を説明。実行委の理事を務める柴田教育長は、北海道版道徳教材『きた ものがたり』の中学生版、北海道の教育史の子ども版を作成予定であることを伝えた。
また、生涯学習・社会教育ではデジタル映像資料の活用、文化・芸術では道内美術館などのネットワーク化を進める「アートギャラリー北海道」を来年度から実施するなどとし「北海道百五十年を貴重な機会として、本日お集まりの皆さんと一層連携しながら、北海道の教育、文化芸術の一層の充実に努めていきたい」と語った。
(道・道教委 2017-12-21付)
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