なお一層の研鑚を決意 道教委が教育功績者表彰式
(道・道教委 2017-12-25付)

教育功績者表彰式
柴田教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した

 道教委は二十一日、ホテルライフォート札幌で二十九年度道教育功績者表彰式を執り行った。柴田達夫教育長が「本道の教育が幾多の試練を乗り越え、道民の信頼を得ながら今日まで発展できたのも、皆さんの功績によるところが大きい」と受賞者十人をたたえ、一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。受賞者を代表してあいさつした栗本英彌氏(浜中町教委委員)は「子どもたちが生き生きと学ぶことができる教育が実を結ぶよう、なお一層研鑚していく」と決意を新たにした。

 この表彰は、本道の教育振興に功績のある教育職員、その他の教育関係者を表彰して、その功績に報い、教育の振興に寄与することを目的に、昭和二十八年度から実施。教育職員として在職し、その功績が特に顕著な人や、教育職員として特に模範とすべき行為のあった人などを毎年度、表彰している。

 六十三回目を迎えた本年度は、十人が晴れの栄誉に輝いた=十月四日付1・5面既報=。

 表彰式では、柴田教育長があいさつ。「皆さんは、長年にわたり、優れた識見と指導力をもって、本道の教育の振興のために尽力され、顕著な功績を残した。本道の教育が幾多の試練を乗り越え、道民の信頼を得ながら今日まで発展できたのも、皆さんの功績によるところが大きい」と受賞者をたたえた。

 また「皆さんの功績をあらためて胸に刻みながら、子どもたちが夢と希望にあふれ、新しい時代に向かってたくましく成長していくことができるよう全力で取り組んでいく」と述べ、理解と協力を求めた。

 受賞者の功績紹介のあと、柴田教育長が受賞者一人ひとりに表彰状と記念品を手渡した。

 そのあと、来賓の高橋はるみ知事(辻泰弘副知事代読)、勝部賢志道議会副議長、長岡豊彦道都市教育委員会連絡協議会会長が祝辞に立ち、晴れの栄誉をたたえた。

 受賞者を代表して、栗本氏があいさつ。「各地域に戻り、それぞれの立場から子どもたちが生き生きと学ぶことができる教育が実を結ぶこととなるよう、なお一層研鑚していくので、今後とも、支援いただくようお願いする」と述べた。

(道・道教委 2017-12-25付)

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