ミニ道研受講者アンケート 遠隔研修受講者の9割以上が評価 移動時間縮減などで効果
(道・道教委 2017-12-21付)

ビデオ会議活用アンケート
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 道立教育研究所は、遠隔システムによる「管内研修センター等連携研修講座(ミニ道研)」受講者のアンケート結果をまとめた。「ビデオ会議システムを活用した遠隔研修であっても、研修内容は十分に伝わると思うか」「今後ビデオ会議システムを活用した遠隔研修が増えてもよいと思うか」との問いに対し、九割以上が「そう思う」「まあそう思う」と回答。「移動時間縮減で参加しやすい」「遠隔地における研修機会を保障する上で有効」などの声が挙がり、遠隔研修の導入が効果的であるとの評価を得た。

 ミニ道研は、各教育研究所および研修センターと道研が連携して研修講座を開講し、管内教育の一層の充実に資する教員の実践的指導力の向上を図るもの。昨年度、主に小・中学校教員を対象に、六会場でビデオ会議システムによる遠隔研修を試行。本年度は、高校教員も対象に含め二十六会場に拡大して実施した。

 アンケートには、同講座を受講した小・中学校、高校の教員など一千人以上が回答した。

 音声は聞き取りやすかったか、配信側と受信側のやり取りはスムーズであったかなど、遠隔研修の環境面に関し、九割以上が「そう思う」「まあそう思う」と肯定的に回答。映像の見やすさについては、八四・七%が「そう思う」「まあそう思う」と回答した。

 「ビデオ会議システムを活用した遠隔研修であっても研修内容は十分に伝わると思うか」という質問に対し九五・四%、「また受講したいと思うか」の問いに九一・八%、「今後ビデオ会議システムを活用した遠隔研修が増えてもよいと思うか」の問いには九三・三%が「そう思う」「まあそう思う」と回答した。

 受講者からは「移動時間縮減で参加しやすいので十分効果がある」「遠隔地における研修機会を保障する上でとても有効」「他管内の演習の様子が分かり、興味深かった」などの感想が寄せられた。

 また「会場規模や受講者数に応じたスクリーン、モニターを準備できるとよい」などの指摘もあり、道研では、受講者数に応じたモニターやスクリーンおよびスピーカーの準備、会場の広さの確保など、さらに快適な研修環境を工夫していく考えだ。

(道・道教委 2017-12-21付)

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