道高校長協会看護部会が研究協議大会　質の高い看護師育成へ　課題解決に向け協議展開

（関係団体 2017-12-25付）

看護教育の充実に向け、約３０人が研鑚を積んだ

　【岩見沢発】道高校長協会看護部会（部会長・間義浩美唄聖華高校長）は十二月上旬、美唄聖華高校で第五十二回道看護学校研究協議大会を開いた。稚内高校と美唄聖華高校の教職員ら約三十人が参加。大会主題「教育課程実施に伴う取組と課題について」のもと、研究発表や協議などを行い、看護教育の充実に向けて研鑚を積んだ。

　高校衛生看護科・専攻看護科における看護教育の研究協議を通して、関係職員の資質向上を図ることを目的としている。

　はじめに、あいさつに立った間部会長は、看護教育を取り巻く現状にふれ「より高い専門性と人間性を兼ね備えた看護職者の養成が社会から求められている」と指摘。協議会が両校にとって実り多いものとなるよう期待した。

　続いて、空知教育局高校教育指導班の佐々木貴信指導主事が来賓あいさつ。医療ニーズが増大・高度化し、少子高齢化が進む現代において「看護職員の役割がますます重要になる」と強調。「両校の実践的な取組が共有されるとともに、課題解決に向けた活発な協議がなされることを期待している」と述べた。

　続いて、稚内高の無量谷順子教諭、美唄聖華高の小泉美祈教諭が二十九年度高校教育課程編成・実施の手引きについて報告。中央教育審議会答申から、今後の看護教育の在り方を説明した。

　このあと、美唄聖華高の武田栄美子教諭、石澤由美教諭が「高校三年間で習得してほしいものとは～看護講座の検証を行って」、小林克美教諭が「協同学習を取り入れた血圧測定方法の指導実践例について」と題して研究発表。発表内容を踏まえ研究協議を行い、実践の成果を共有した。

(関係団体 2017-12-25付)