後志管内高校地歴公民科研究会　地域防災の重要性認識　国富２号トンネルを見学

（関係団体 2017-12-25付）

トンネル内で職員に質問する参加者

　【小樽発】後志管内高校地理歴史・公民科教育研究会（佐藤裕之会長）は十一月中旬、小樽建設管理部が進めている道道泊共和線新設の国富二号トンネルを見学した。現場代理人などの説明を通し、泊原発の避難路としての重要性について認識を新たにした。

　同会では毎年度、社会科教員としての資質向上を図るため研究会を実施。昨年度は倶知安町の駅前商店街とその周辺を見学した。本年度は、地域防災の観点から泊原発の避難路として重要な泊共和線新設事業について学ぶため、ことし七月に貫通した国富二号トンネルを見学することとした。

　佐藤会長は見学を前に「防災の観点から、泊共和線は避難路として意義があるものと聞いている。事業について詳細に説明していただくので、有意義なものとしてほしい」と呼びかけた。

　現場事務所で事業の概要、工事の概要や進捗状況などの説明を受けたあと、トンネル内へ移動し、開通前のトンネルを間近で見学。同部共和出張所職員や施工会社の現場代理人などに、トンネルの工事や普段通行しているトンネルとの違いなどについて質問していた。

(関係団体 2017-12-25付)