【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道小学校家庭科教育連盟　新岡惠会長

（関係団体 2018-01-11付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素より本連盟の活動に対して温かいご理解とご支援をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。

　本連盟は、昭和二十九年の発足以来、北海道の家庭科教育を充実・発展させるために、講演会・研修会や全道研究大会の開催を主な事業として活動を進めてまいりました。

　昨年は、十一月十日に、函館市立青柳小学校において、第五十五回小学校家庭科教育研究大会道南大会を開催し、新学習指導要領でも重要視されている消費者教育を窓口に授業公開し、成果を積み上げることができました。

　今後の社会を担う子どもたちには、家族・家庭生活や消費生活の変化等に加えて、持続可能な社会の構築など、社会の急激な変化に対応できる力が求められています。将来の変化を予測できない困難な時代こそ、一人ひとりが自立し、家族や地域の人々とともに支え合う生活を創造することが重要であり、家庭科教育の果たす役割は大きいと考えます。

　生涯にわたって、健康で豊かな生活を送るための自立の基礎として、小学校家庭科教育を通して、日常生活に必要な知識および技能を確実に身に付け、生活の課題を解決する力を養うとともに、家庭生活を大切にする心情を育み、家族や地域の人々とのかかわりを考え、家族の一員として、生活をよりよくしようと工夫する実践的な態度を養います。

　本連盟は、こうした、家庭科教育の役割をしっかり見据え、現在、「自らよりよい生活を創り出す子ども」の研究主題のもと活動を進めております。生活を見つめ直し、疑問や気付きを生み子どもの言葉や行動が変化する学習を構築し成果と課題を明らかにしながら、研究大会を通して、研鑚してまいります。今後とも、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽冬季研修会・役員会

・期日＝１月２１日

▽夏季研修会・役員会・総会

・期日＝７月１４日

▽第５６回北海道小学校家庭科教育研究大会北海道大会札幌大会

・期日＝１０月１２日

▼ホームページ＝ｈｔｔｐ：／／ｄｏｕｋａｒｅｎ．ｐｅｐｐｅｒ．ｊｐ

▼事務局＝札幌市立本郷小学校（事務局長―石澤　優子校長）

(関係団体 2018-01-11付)