オホーツク局が第3回地域未来づくり会議 事業終了後も取組継続 3年間の実践成果を共有
(道・道教委 2018-01-30付)

地域未来づくり会議
今後の方針などについて協議した

 【網走発】オホーツク教育局は二十四日、清里高校で第三回地域未来づくり会議を開いた。小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業研究指定校の校長など委員八人が出席。同事業の三年間の実践成果を振り返ったほか、今後の在り方について協議し、事業終了後も地域に根ざした人材育成に向け取組を継続していく方針を確認した。

 オホーツク管内における小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業研究指定校の清里町立清里小学校、清里町立清里中学校、清里高校が事業を円滑に推進できるよう、専門的見地から指導助言などの支援を行うことが目的。

 はじめに、高校教育指導班の工藤淳主査が三年間の取組や今後の方針について説明。「地域ダイスキ!プロジェクト」ではキャリアノートの活用や町内の特産品を使ったレシピ開発など、「子どもダイスキ!プロジェクト」では家庭や子育てに関する座談会の開催、家庭科の副読本の活用などを行ったことを報告。その成果について「学校間の“縦の連携”、学校と地域の“横の連携”が図れた」と話した。

 今後の方針については、本年度で事業が終了することから、道教委が三年間の事業成果を取りまとめた報告書と学校と地域が連携するための手引を作成する予定となっていることを紹介したほか、「教育局としても、できる限りの支援をしていきたい」との考えを示した。

 このあと、協議に移り、①地域報告会を終えて②今後の在り方について―の二点について話し合った。

 ①では、昨年十二月に開いた地域報告会について、「開発したレシピが小中高それぞれ違った特色が出ていた」「グループワークでは高校生が自然とリーダーシップを取っていた」「子どもたちの成長を感じた」などと成果を振り返った。

 ②では、清里町教委の岸本幸雄教育長が「コミュニティ・スクールなどを活用して、事業で取り組んできた内容を継続させていきたい」と述べ、各研究指定校の校長も取組を継続する方針を示した。

(道・道教委 2018-01-30付)

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