平均倍率は0.99倍に 公立高入選の当初出願状況―道教委まとめ(道・道教委 2018-01-30付)
道教委は二十九日、三十年度公立高校入学者選抜の当初出願状況を発表した。全日制・定時制を合わせた募集人員(有朋を除く)三万六千三十人に対し、三万五千五百三十三人が出願。全・定合わせた平均倍率は、前年度に続き〇・九九倍となった。全日制では、普通科四校、専門学科三校三学科、職業学科六校九学科で倍率一・五倍を超えており、専門学科の合計は一・三一倍と増加傾向にある。出願者数が募集人員に満たない全日制の普通科は九十六校、職業学科は五十校九十七学科などとなった。
三十年度の中学校卒業予定者数は、前年度(実数)より四百三十九人少ない四万四千九百七十五人(推計)。入学者選抜は三校少ない二百二十三校で実施する。募集人員(有朋を除く)は、全・定合わせ八百八十人少ない三万六千三十人。
これに対し、出願者数は前年度より一千百八十六人少ない三万五千五百三十三人。六年連続で四万人を割り、平成五年度以降最少の数字となった。全日制が一千二百二十九人少ない三万四千四百九十七人、定時制は四十三人多い一千三十六人。このうち、九千四百三十八人(内数)の枠を確保している推薦入学には、全日制に道外からの出願者三十二人を含む四千九十一人(同)、定時制に二百六十九人(同)が出願した。
全・定合わせた平均倍率は、前年度と同じ〇・九九倍。全日制は〇・一〇ポイント減の一・〇二倍、定時制は〇・〇二ポイント増の〇・五〇倍。推薦は全日制が〇・四四倍、定時制が二・四五倍。
全日制の学科別出願状況をみると、理数が前年度比〇・二四ポイント増の一・三六倍、外国語が〇・二〇ポイント増の一・五二倍、水産が〇・二〇ポイント増の一・二六倍、家庭が〇・一五ポイント増の〇・九四倍、工業が〇・〇二ポイント増の一・〇七倍などとなり、残る学科は前年度と同数値または以下だった。専門学科の倍率の合計は〇・二四ポイント増の一・三一倍と増加傾向にある。
出願者数が募集人員に満たない全日制の学校・学科は、普通科が九十六校、専門学科が三校三学科、職業学科が五十校九十七学科、総合学科は十校となり、学科数はいずれも前年度より増加した。
一方、倍率が一・五倍を超えた全日制の学校・学科をみると、普通科では札幌平岸が一・八倍、札幌東と札幌西が一・六倍、苫小牧東が一・五倍。専門学科では、札幌国際情報・国際文化が一・八倍、札幌啓成・理数が一・六倍、旭川西・理数が一・五倍だった。
職業学科では、函館工業・情報技術が一・九倍、函館工業・電子機械と函館水産・機械工学が一・七倍などとなっている。
定時制で募集人員を超えたのは、市立札幌大通普通科の午前と午後、ニセコ・緑地観光、真狩・農芸科学の三校四学科だった。有朋定時制課程では募集人員百六十人に対し、二十八人(推薦出願者)が出願した。
出願変更は、きょう三十日から二月五日午後四時まで受け付ける。
(道・道教委 2018-01-30付)
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