北広島市が３０年度予算案発表　新規に部活動指導員制度　教育費は１．６％減１９．２億円

（市町村 2018-02-15付）

　北広島市は十三日、三十年度予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比六・二％減の二百三十四億七千三百六十六万円。うち、教育費は一・六％減の十九億二千九百九十九万円で、構成比は八・二％となった。新規で、教員の負担軽減や生徒の技術力向上のため部活動指導員制度運用事業に六十一万円、学校給食調理場施設整備に向けた基本計画の策定に九百八十五万円、大曲中学校校舎の大規模改造実施設計費に九百万円を計上した。

　主な事業をみると、特別支援教育支援員の増員など特別支援教育推進事業に四千三百三十万円、小学校三・四年生への外国語教育の先行実施に向けた外国語指導助手の拡大などに一千八百三十五万円を措置。また、四月から全市で実施する小中一貫教育の推進に向けた事業費なども盛り込んだ。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽大学連携推進＝七三―大学と共催でイベントを開催。学生が行う地域活動などに対し助成

▽子ども夢チャレンジ応援＝一六五―子どもたちの将来の夢を実現するため、チャレンジしたいことをサポートする

▽北の台小講堂防音機能復旧＝二、八〇〇

▽大曲小校舎防音機能復旧＝六、八七五

▽東部中校舎大規模改造＝六二五

▽大曲中校舎大規模改造（新規）＝九〇〇―実施設計（三十一年度工事予定）

▽特別支援教育推進＝四、三三〇―特別支援教育支援員の増員（一人）

▽外国語指導助手活用＝一、八三五―小学校三・四年生への外国語教育先行実施に向け、外国語指導助手を拡大（四人→五人）

▽部活動指導員制度運用（新規）＝六一―生徒の技術力向上や教員の負担軽減のため、部活動指導員を配置（モデル校一校・一人）

▽学校図書館活用＝一、九〇一―大曲地区に司書を配置し、小学校図書館・保育施設の巡回などを実施

▽図書館サービス提供＝二、一七七―障がい者のための音訳機器の更新・整備

▽小中一貫教育推進＝一三〇―小中一貫教育推進会議の運営や各学校の「大志学」講演会の開催支援

▽コミュニティ・スクール推進＝四九―コミュニティ・スクールの理解拡大に向けた準備

▽仮称・小学校給食調理場整備（新規）＝九八五―学校給食調理場施設整備に向けて基本計画を策定

(市町村 2018-02-15付)