健康保持の取組を要請　働き方改革で道教委通知

（道・道教委 2018-02-23付）

　道教委は、二十一日付で各教育局長・道立学校長・市町村教委教育長に対し、通知「学校における働き方改革に関する緊急対策の策定ならびに学校における業務改善および勤務時間管理等にかかる取組の徹底について」を発出した。文部科学省通知に留意の上、教育の質の維持向上に留意し、教員の心身の健康が保たれるよう適切に対応することを求めた。

　文科省は、中央教育審議会の「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について（中間まとめ）」を踏まえ、二十九年十二月に「学校における働き方改革に関する緊急対策」をまとめた。

　今月九日には、各都道府県・指定都市教委教育長あてに文部科学事務次官名通知を発出し、緊急対策の内容を周知。留意点として、学校における業務改善、勤務時間管理の徹底や適正な勤務時間の設定、教職員全体の働き方に関する意識改革に関して教育委員会が取り組むべき事項を挙げ、学校種の違いに配慮しながら取組を徹底するよう求めた。

　道教委の二十一日付通知では「学校におけるこれまでの働き方を見直し、限られた時間の中で、教員の専門性を生かしつつ、授業やその準備に集中できる時間、教員自らの専門性を高めるための研修の時間や、児童生徒と向き合うための時間を十分確保し、教員が日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性を高め、児童生徒に対して効果的な教育活動を行う」ことができるよう、文科省通知に留意の上、教員の心身の健康が保たれるよう、適切に対応することを求めた。

(道・道教委 2018-02-23付)