根室局 管内教育実践表彰受賞者決定 根室高など6団体に栄誉
(道・道教委 2018-02-26付)

 【根室発】本年度の根室管内教育実践表彰の受賞者が決定した。学校教育からは標津町立川北小学校と根室高校の二団体、社会教育から四団体を選考。根室教育局では三月九日の厚床獅子舞保存会を皮切りに、各団体に対する表彰状の授与式を行うこととしている。

 受賞者の功績概要はつぎのとおり。

【学校教育】

▼標津町立川北小学校(佐藤玲子校長、児童数九〇人)

 自ら考える子、ねばり強い子、たくましい子の育成を目指し、問題解決的な学習を基本とした授業づくり、統一した学習規律の確立、ノート指導の徹底など、学校全体で日常的な授業改善の取組を推進している。

 特に、授業改善推進チームを中心とした課題解決に向けたTTや実物投影機の効果的な活用、相手意識をもたせ表現力の育成を目指したノート指導の取組は、児童の学ぶ意欲を高め、学習内容の確実な定着に大きな成果を上げている。

 また、それらの成果を町内外に発信したり、北海道公立学校教育課程実践成果にまとめたりするなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

▼根室高校(田尻勝敏校長、生徒数五三九人)

 高い志をもち、地域や国際社会の未来を切り拓く人間の育成を目指した教育課程の編成・実施を通し、二十一世紀型能力を育み、生徒の自己実現を図る教育活動を組織的に推進している。

 特に、主体的・対話的で深い学びの具現化を図る授業改善を適切にマネジメントすることによって、生徒が将来的に地域医療を担っていこうとする意欲を高め、そのために必要とされる資質・能力の育成に大きな成果を上げている。

 また、初任段階教員研修の会場校として各指定事業等の成果を分かりやすく発信することで、管内の高校教育の充実・発展に貢献している。

【社会教育】

▼厚床獅子舞保存会(早坂政美会長、会員数六四人)

 昭和五十一年の設立以来、四十年間の長きにわたり、獅子舞や和楽器の演舞指導や地域行事等における発表活動を通じて、地元に伝わる民俗芸能の継承と普及に向けた取組を推進している。

 特に、次代を担う青少年にその技能と伝統を継承するための講座や、地域行事等での発表活動を通じた異世代交流の取組は、郷土愛を育むとともに、青少年の健全育成に大きな成果を上げている。

 また、本年度、ほっかいどう子ども民俗芸能振興事業成果発表会に管内代表として出演し、取組の成果を普及するなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

▼尾岱沼下の句カルタ少年団(富崎吉勝代表、団員数一七人)

 昭和五十八年の設立以来、三十三年間の長きにわたり、地域における下の句かるた大会の開催や少年団活動等を通じて、北海道独自文化である下の句かるたの継承と普及に向けた活動を推進している。

 特に、小学生から高校生までの児童生徒が対戦に向けた異年齢間の話し合いを進めたり、競技において礼節を重んじる姿勢を育んだりする取組は、青少年の健全育成に大きな成果を上げている。

 また、町内はもとより釧路・根室地区における各種大会を開催し、下の句カルタを通じた広域的な児童生徒の交流の機会を提供するなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

▼別海中央百人一首少年団

(齋藤留美子代表、団員数二二人)

 昭和五十七年の設立以来、三十四年間の長きにわたり、地域における下の句かるた大会の開催や少年団活動等を通じて、北海道独自文化である下の句かるたの継承と普及に向けた活動を推進している。

 特に、小学生から高校生までの児童生徒が対戦に向けた異年齢間の話し合いを進めたり、競技において礼節を重んじる姿勢を育んだりする取組は、青少年の健全育成に大きな成果を上げている。

 また、町内はもとより釧路・根室地区における各種大会を開催し、下の句カルタを通じた広域的な児童生徒の交流の機会を提供するなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

▼NPO法人羅臼スポーツクラブらいず(平原英雄会長、会員数一六五人)

 地域におけるスポーツ活動の振興や健康増進を目指し、年間を通じて各世代に対応した親しみやすい運動や、豊かな自然環境を活用した野外活動の機会を提供する取組を推進している。

 特に、町や関係機関と連携して、各種運動教室やスポーツ大会等の事業を開催するなど、スポーツを通じた町民の健康の保持・増進と幅広い世代間交流を図る取組は、大きな成果を上げている。

 また、学校における子どもの体力・運動能力向上に向けた取組を支援するともに、町内外における教員研修会等で講師を務めるなど、管内教育の充実・発展に貢献している。

(道・道教委 2018-02-26付)

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