後志局がEnglishトライアル 岩内町2校で中学生が英会話に挑戦 買い物や道案内など場面設定
(道・道教委 2018-02-23付)

後志局Englishトライアル
ALTなどとテーマに基づき会話した

 【倶知安発】後志教育局は十三・十四日の二日間、岩内町内の中学校二校でEnglishトライアルを開いた。生徒は、面接員を務めた外国語指導助手(ALT)や教諭らとの英会話を通じて英語に対する興味や関心を高めた。

 Englishトライアルは、道教委が実施を希望する市町村教委などと連携し、中学生の英会話への興味・関心を高めるため、生徒が日常生活で使用する英語を用いた英会話に挑戦する機会を保障する取組。生徒が外国人などとの英会話を通して自身の英語の学びを振り返るとともに、英語に対する興味・関心を高めることを目的としている。扱う英会話は、中学校で学習する内容や場面を想定しており、中学二~三年生のレベルとなっている。

 今回、後志教育局は岩内町教委の希望を受け、十三日に岩内第一中学校(籔智樹校長)の二年生四十五人、十四日に岩内第二中学校(安保幸司校長)の一年生三十八人を対象に行った。

 両日のEnglishトライアルは、子どもと面接員による英会話の形式で実施。面接員は、ALTや英語教諭、後志総合振興局が実施するグローバルサポーター派遣事業の一環として派遣されたアメリカ人やアイルランド人のグローバルサポーターが担当した。

 英会話の内容は、中学校で扱う場面や言語材料で、会話の所要時間は、一人につき二~三分程度。面接員は子どもの英会話での対応を、①即興性②コミュニケーション③態度―の三つの観点で評価し、評価に応じてスタンプカードにスタンプを押していった。

 生徒たちは、五種類のブースを回り、買い物、道案内、学校の学習や活動など五通りの英会話に挑戦。道案内では、面接員から「Please tell me the way to the flower shop.」と質問された生徒が地図を指さしながら「Go straight and turn left.」と英語で返答していた。

 参加した生徒は「はじめは、英語で何を聞かれているのかよく分からなかったが、頑張って英語で説明したら伝わったのでうれしかった」「買い物の場面で、言われたことがよく分からず、うまくいかないこともあったが、英語で会話ができて楽しかった」「面接員にほめてもらえたので、自信をもつことができた」などと話していた。

(道・道教委 2018-02-23付)

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