未来担う人づくり推進 高橋知事が道政執行方針
(道・道教委 2018-02-22付)

 道の高橋はるみ知事は、二十一日の一定道議会開会に当たって、三十年道政執行方針を説明した。「未来を担う多様な人づくり」などを柱とした重点政策を明らかにした。

 高橋知事は、道政に臨む基本姿勢として「ふるさと北海道に思いを寄せ、自立心にあふれ、新しい価値の創造に挑戦する人材を育んでいく」ことを挙げた上で、重点政策を説明した。

 その柱の一つに「未来を担う多様な人づくり」を掲げ「北海道百五十年を契機に、未来を担う〝人づくり〟への投資を一層進めていく」と表明した。

 北海道百五十年事業について「次代を担う子どもたちの記憶に残り、将来に大きな夢と希望を抱くことができるよう、記念セレモニーをはじめ、学ぶ楽しさを伝えるイベントや世界的に著名な研究者を招へいした講演会、海外の友好提携地域の方々が集うランドテーブルを開催するなど様々な取組を展開する」と述べた。

 道内産業の発展を担う創造力豊かな若者の地域への定着を図るために「企業や大学、地域などと連携し、道立高校においてICTを活用した地域課題解決型の実践研究モデル事業を実施するほか、インターンシップなどのキャリア教育や産業教育の充実を図る」と説明。

 「高校生の交換留学を拡大するとともに、海外にチャレンジする高い志をもつ若者の留学などを応援する」ことを通して、地域におけるグローバル人材を育成する考えを示した。

 子どもの成長を支える環境づくりにふれ「学校・家庭・地域の連携・協働体制の確立に向け、コミュニティ・スクールの導入を促進するほか、いじめや不登校などの未然防止や早期発見、迅速な解決に取り組むとともに、私立学校施設の耐震化への支援を行う」との姿勢を打ち出した。

(道・道教委 2018-02-22付)

その他の記事( 道・道教委)

道の30年度私学関係当初予算案 2%減の448億円計上 新規に学校施設耐震化支援

 道は、二十一日開会の一定道議会に三十年度私学関係当初予算案を提案した。予算総額は前年度当初比二・四%、十億九千六百四十八万円減の四百四十八億七千三百九十八万円。  新規の私立学校施設耐震...

(2018-02-23)  全て読む

ネイパルなどの指定管理者を提案 道教委が1定道議会に

 道教委は、所管十施設の指定管理者の指定について、二十一日に開かれた一定道議会に提案した。指定期間はいずれも三十年四月から三十四年三月まで。  各施設の指定管理者はつぎのとおり。 ▽ネイ...

(2018-02-23)  全て読む

道公安委・道教委・札幌市教委 学校と警察の連携を協議 ネット利用に関し意見交換

道公安委員会意見交換会  道公安委員会、道教委、札幌市教委は二十一日、ニューオータニイン札幌で意見交換会を開いた「安全なインターネット利用のための学校と警察の連携について」をテーマに意見を交換。三者の一層の連携強化...

(2018-02-23)  全て読む

高校づくりに関する指針案―道教委 地域の実情などを考慮 小規模複数学科校の学科再編

 道教委は、「これからの高校づくりに関する指針」案をまとめた。意見を聞く会やパブリックコメントでの意見などを踏まえ、素案を一部修正。小規模の複数学科設置校の取扱いにおいて、学科を再編整備する...

(2018-02-23)  全て読む

後志局がEnglishトライアル 岩内町2校で中学生が英会話に挑戦 買い物や道案内など場面設定

後志局Englishトライアル  【倶知安発】後志教育局は十三・十四日の二日間、岩内町内の中学校二校でEnglishトライアルを開いた。生徒は、面接員を務めた外国語指導助手(ALT)や教諭らとの英会話を通じて英語に対する興...

(2018-02-23)  全て読む

本道支えるたくましい人材を 道教委の30年度教育行政執行方針

 二十一日の一定道議会本会議で、道教委の柴田達夫教育長が説明した三十年度教育行政執行方針の概要はつぎのとおり。 【はじめに】  本道が「北海道」と命名されて百五十年という節目の中、この地...

(2018-02-22)  全て読む

道教委の教育行政執行方針 社会で活きる力を育成 1定道議会で柴田教育長説明

教育行政執行方針  道教委の柴田達夫教育長は二十一日、一定道議会の開会に当たって、三十年度教育行政執行方針を説明した。教育行政の執行に当たり、社会の変化に対応し、子どもたちの学力・体力の向上などに取り組むほか...

(2018-02-22)  全て読む

幼保小連携の推進など盛る 道幼児教育振興基本方針骨子案―道教委

 道教委は、仮称・道幼児教育振興基本方針骨子案を二十日の道議会文教委員会で示した。本道における幼児教育の充実に向けた施策の方向性を定めるもので、計画期間は三十一年度から五年間。「幼児教育の内...

(2018-02-22)  全て読む

公立高の30年度推薦入選 道立全日制3648人合格 札幌市立全日制は243人

 道教委と札幌市教委は二十一日、三十年度公立高校の推薦・連携型入学者選抜合格内定者数などの状況(二十日現在)を発表した。  推薦の対象学校・学科数(有朋を除く)は、全日制が百五十四校二百七...

(2018-02-22)  全て読む

防止に向けた研究必要 道いじめ問題対策連絡協議会開く―道教委

道いじめ問題対策連絡協議会  道教委は十九日、札幌市内のかでる2・7で二十九年度第二回道いじめ問題対策連絡協議会を開いた。道いじめ防止基本方針の改定内容を示し、いじめ防止に向けた取組について意見を交換。ネットを通したい...

(2018-02-21)  全て読む