２６日から代表質問スタート―札幌市議会　働き方改革などで論戦　児童生徒の悩み相談も議題に

（市町村 2018-02-26付）

　札幌市議会の第一回定例会代表質問が、きょう二十六日から始まる。教育関係では、教職員の働き方改革や児童生徒の悩み相談などについて各議員から質問が出される見通しとなっている。

　代表質問では、きょう二十六日に中川賢一議員（自民党）と松原淳二議員（民進党・市民連合）、あす二十七日は小口智久議員（公明党）、村上ひとし議員（日本共産党）、二十八日には堀川素人議員（改革）、坂本きょう子議員（無所属）、石川佐和子議員（市民ネットワーク北海道）、中山真一議員（維新の党）が質疑に立つ見通し。

　松原議員は、秋元克広市長が新年度の重要な政策課題として「子どもの育成支援」を掲げたことや、市が新たに「子どもの貧困対策計画」を策定することから、子どもの貧困における課題や児童虐待への対応等について、今後の取り組み方を問う見込みとなっている。

　小口議員は、働き方改革について、教職員が子どもと向き合うための環境整備に向けて、外部人材の活用をどう推進するのかを質問するもよう。

　また、ＳＮＳを活用した児童生徒の悩み相談に関して、長野県教委が中高生向けに実施したＳＮＳアプリ「ＬＩＮＥ」での相談件数が電話相談件数を大きく上回る状況となったことなどから、市として今後どのように取り組んでいくのかを問う見通し。

　村上議員は、「市立小中学校の学校規模の適正化に関する基本方針」を取り上げる予定。市教委が規模適正化の取組を加速化させることなどを掲げた基本方針見直し案を新年度に策定することなどから、取組の方向性や考え方について説明を求めるもよう。

(市町村 2018-02-26付)