子どもの読書活動推進4次計画案―道教委 学校司書配置小中60%、高70%へ 34年度の目標指標を設定
(道・道教委 2018-02-28付)

道子どもの読書活動推進計画(第四次計画)目標指標
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 道教委は、道子どもの読書活動推進計画(第四次計画)案をまとめた。基本目標「家庭・地域・学校等を通じた社会全体での子どもの読書活動の推進」「子どもの読書活動を推進するための読書環境の整備」の推進方策について、三十四年度の目標指標を新たに設定。学校司書を配置している学校の割合を小・中学校で六〇%、高校で七〇%となるよう定めたほか、学校図書館図書標準を達成している学校、公立図書館や様々な人材と連携した取組を行う学校の割合に関する目標指標を追加した。

 二十九年度から国の新しい学校図書館整備等五ヵ年計画がスタート。図書整備、新聞配備についての地方財政措置が拡充され、学校司書の配置が新たに計画の中に盛り込まれた。

 同計画は、これら国の動向を踏まえ、家庭・地域・学校などが関係機関や団体などとの連携・協力によって、社会全体で北海道の子どもの読書活動の推進に取り組む方向性を示すもの。

 計画期間は三十~三十四年度の五年間。乳幼児期、小学生期、中学生期、高校生期の四つの期間に分け、各期における特徴に応じて推進する。

 計画の第一章では、策定の趣旨や基本理念、第三次計画における進捗状況、成果と課題などを示している。

 第二章「子どもの読書活動推進のための方策」では、基本目標1「家庭・地域・学校等を通じた社会全体での子どもの読書活動の推進」、基本目標2「子どもの読書活動を推進するための読書環境の整備」のもと、五つの推進方策を設定。案では新たに、各推進方策に対応する形で三十四年度の目標指標を盛り込んだ。

 1の目標指標では、家庭での読書(一日十分以上)の割合を小・中学校七〇%、学校での一斉読書の割合を小・中学校一〇〇%、読書が好きな児童生徒の割合を八〇%と定めるなど、前計画の目標を継続。

 2では、新たな目標指標を三項目追加。学校図書館図書標準を達成している学校の割合を小学校で七〇%、中学校で六〇%、特別支援学校小学部で一五%、特別支援学校中学部で五%となるよう設定した。

 また、学校司書を配置している学校の割合を小・中学校で六〇%、高校で七〇%と設定。公立図書館からの助言、ボランティアによる支援など、公立図書館や様々な人材と連携している学校の割合を小・中学校で一〇〇%、高校で六〇%、特別支援学校の小・中学部と高等部で四〇%としている。

 今後、道議会の議論などを踏まえ、三月末の教育委員会で決定する。

(道・道教委 2018-02-28付)

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