第２期道スポーツ推進計画案　地域指導者の確保策追記　総合型地域スポーツクラブを全市町村に

（道・道教委 2018-03-02付）

　道は、第二期道スポーツ推進計画案を取りまとめた。素案からの変更点として、部活動指導員など地域の指導者の確保に向けた方策を追記。三十四年度までに、道内すべての市町村に総合型地域スポーツクラブを設置することを目標に掲げ、地域住民が主体的に運営する総合型地域スポーツクラブの普及啓発や指導者派遣、施設や講座の充実・普及などの方針を示した。三月末に策定する予定。

　国の第二期スポーツ基本計画を勘案し、道内の経済、社会情勢の変化などを踏まえ策定するもの。計画期間は三十年度から三十四年度までの五年間。

　基本方針に「北海道らしく、スポーツを〝する〟〝みる〟〝ささえる〟」「スポーツの価値で、北海道に好循環（ひと、もの、げんき）を生み出す」など四項目を提示。目指す姿を「スポーツ王国北海道の実現～〝スポーツの風〟で未来をひらく」とした。

　また「スポーツで変わる北海道民」「スポーツで変える地域・経済・共生社会」など五つの柱を設定。生涯にわたって豊かなスポーツライフを実現するための体育・保健体育の授業など学校教育活動の充実、関係団体や特別支援学校などとの連携による障がい者スポーツの機会創出、スポーツ指導者や専門スタッフの育成などの方向性を示している。

　素案からの変更点として、部活動指導員など地域の指導者の確保に向けた方策を記載。三十四年度までに、道内すべての市町村に総合型地域スポーツクラブを設置することを目標に掲げた

　地域住民が主体的に運営する総合型地域スポーツクラブの普及啓発や指導者派遣など、地域において日常的にスポーツに親しむ機会の充実に努めるとした。

　また、幅広い年齢層や競技レベルの人たちが交流できる総合型地域スポーツクラブを目指し、施設や講座の充実・普及など、中学校や高校の部活動にも代わり得る質の高い活動の機会を確保できる体制整備の取組の推進を示した。

　このほか、子どもの体力向上に取り組む市町村の先進事例について、ホームページなどを通じて紹介することを加えた。

(道・道教委 2018-03-02付)