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優れた教育実践たたえる　留萌局が道教育実践表彰伝達式
（道・道教委 2018-03-01付）

井之口局長が太田校長（左）に記念楯を手渡した

◆留萌千望高

　【留萌発】留萌教育局は二月二十一日、留萌千望高校で本年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。同校の優れた功績をたたえ、井之口淳治局長が太田倫夫校長へ表彰状と記念楯を手渡した。

　留萌管内では本年度、学校表彰部門において留萌千望高が受賞。学校教育目標に掲げる「未来に翔く、心豊かなスペシャリスト」の育成に向け、地域資源の活用や住民とのかかわりを通した生徒一人ひとりの知識・技術の習得、社会性を育む取組に努めるなど、学びと地域振興が一体となった取組が高く評価された。

　伝達式では、井之口局長が太田校長に表彰状を手交。キッズビジネスタウンをはじめとする地域と連携した様々な取組をたたえ「留萌高校との統合後も地域とのかかわりを絶やさず、取組を続けてほしい」と期待を寄せた。

　太田校長は、今回の受賞について「先生方や生徒の頑張り、地域の方々の支え、すべてが一つになった結果」と述べ、留萌千望高校としての最後の節目に「よいものをいただけた」と感謝を示した。

◆苫前商業高・瀧川養護教諭

　二月二十二日には、苫前商業高校で本年度道教育実践表彰伝達式を執り行った。井之口局長が同校の瀧川直子養護教諭に表彰状と記念楯を手渡し、優れた教育実践の功績をたたえた。

　瀧川養護教諭は、高校の養護教諭として保健指導、健康相談等に努めるとともに、生徒の悩みに対応するサポート委員会を設立するなど教育相談体制の強化に尽力。また、スクールカウンセラーと連携しながら生徒の人間関係、コミュニケーションスキルの育成を図る独自の取組を展開するなど他の模範となる実践と成果が高く評価された（功績概要は一月二十六日付６面掲載）。

　伝達式では、井之口局長が瀧川養護教諭へ表彰状を手交。井之口局長は「今後も相談体制の充実、特別支援教育の研鑚に努め、その成果を全道に発信してもらいたい」と期待を寄せた。

　瀧川養護教諭は「身の引き締まる思い。今後も表彰に恥じない取組を続けていきたい」と受賞の喜びを語り、多様化する家庭環境やＳＮＳの普及などに起因する生徒が抱える問題に対し「常に緊張感をもって対応に当たりたい」と決意を示した。