通学路の安全を確保　地元建設業者が剪定作業行う―網走市西が丘小

（学校 2018-03-12付）

高所作業車を使い歩道にはみ出た枝を切り落としていった

　【網走発】網走市立西が丘小学校（畠山治夫校長）で三日、地元建設業者による敷地内の樹木剪定ボランティアが行われた。社員ら八人が高所作業車を使って、歩道等へはみ出していた枝を丁寧にカット。卒・入学式を前に通学路の安全確保と景観美化を図った。

　作業を行った㈱そうけん（中村圭社長）は、網走開発建設部発注の西網走地区能取送水路工事を施工しており「施工地域に何か貢献できれば」との思いで西が丘小に打診。敷地内にある桜の木の枝が伸び、通学路の安全・景観に支障をきたしていることから、剪定作業を行うこととした。

　当日は、社員ら八人が集合。はじめに中村誠一郎土木部次長が作業の内容や流れを説明し「高所作業を伴うので、けがのないよう注意して行ってほしい」と呼びかけた。このあと、二班に分かれて作業を開始。高所作業車に乗り、歩道に伸び出た枝をハサミやノコギリ、チェーンソーなどを使って丁寧に切り落としていった。作業は約五時間にわたった。

　同校の伊東翼教頭は「年々、木が高くなり、職員では対応できなくなっていた。今回の申し出はとてもありがたい」と感謝していた。

(学校 2018-03-12付)