地域連携特例校・雄武高が新プロジェクト立ち上げ　魅力ある高校づくり推進　紋別高との遠隔授業など

（学校 2018-03-19付）

　【網走発】雄武高校（桑井美彦校長）は、新年度から「雄武高校Ｓｈｉｎｅ（輝き）プロジェクト（ＯＳＰ）」を立ち上げる。地域連携特例校となることを受け、地域と連携した取組など、魅力ある高校づくりを推進していく。二十二日に一回目の会議を開き、具体的な取組内容を検討する方針だ。

　雄武高は、二十六年度から一学年一間口となるなど、少子化の影響などによる入学者数の減少が続き、本年度の公立高校配置計画で三十年度から地域連携特例校となることが決まった。これを受け、地元高校の存続と地域教育に根ざす高校づくりの推進を図るため、プロジェクトを発足させることとした。

　プロジェクトの構成員は、同校の校長、教頭、事務長、教務進路部長のほか、雄武町教委職員、小・中学校の校長、町観光協会・商工会の事務局長、ＰＴＡ関係者など十四人程度となる予定。

　取組内容は、「教育課程の見直し」「地域行事の参加」「地域の人による講演」「地域の歴史学習」「遠隔授業の導入」などを予定している。

　「教育課程の見直し」では、地域に必要な人材育成のための教育課程編成や、生徒の進路希望実態に応じた学校設定科目の導入などを行う。

　「遠隔授業の導入」では、地域連携協力校・紋別高校の遠隔授業の受信など、協力校・特例校間の取組を推進する。

◆２２日に第１回会議

　今後は、二十二日に一回目の会議を開き、具体的な取組内容などを検討する予定だ。

　桑井校長は「雄武町だけではなく、北海道、日本で活躍できる人材を育てていけるよう取り組んでいきたい」と話している。

(学校 2018-03-19付)