道教委の30年度組織機構改正案 高校配置担当局長を新設 新たに教育環境支援課設置(道・道教委 2018-03-20付)
道教委は、三十年度の組織機構改正案をまとめた。新しい高校づくり推進室を廃止し、学校教育局に高校配置担当局長を置く。高校教育課内に配置・制度担当課長、企画・支援担当課長を設置する。また、局内に教育環境支援課を新設し、教育政策課情報化推進グループと義務教育課教職員研修グループを移行させるとともに部活動対策推進グループを新設する。総務政策局では、教育政策課に幼児教育推進グループを新設。教職員課には新たに働き方改革グループを設け、学校における働き方改革を推進することを予定している。
四月一日からの組織機構改正に当たって、道教委は、教育行政上の重要課題に的確に対応するとともに、新しい教育計画に基づく施策の着実な推進に向け「最小の経費で最大の効果を上げる」ことを基本として、簡素で効率的な執行体制を整備することとした。
主な改正内容をみると、本庁では、「これからの高校づくりに関する指針」に基づく高校づくりや配置計画の策定を、特色ある高校づくりや職業学科の充実、コミュニティ・スクールの推進などの取組と一体的に進めるため、新しい高校づくり推進室を廃止し、学校教育局に新たに高校配置担当局長を置く。
新しい高校づくり推進室と統合する高校教育課には、未来を担う人材の育成に向けた教育環境の一層の充実を図るため、配置・制度担当課長と企画・支援担当課長を設置するほか、業務を一層、効率的・効果的に進めることができるよう、課内のグループを再編する。
また、複数課にまたがる横断的な業務の調整・管理を行うなど、局全体の調整機能を強化するため、学校教育局内に教育環境支援課を新設。教育政策課情報化推進グループと義務教育課教職員研修グループを移行させるとともに、新たに部活動対策推進グループを設置する予定。
総務政策局では、仮称「道幼児教育振興基本方針」の策定や幼児教育施設への専門家派遣事業の充実など、幼児教育の質の向上に向けて幼児教育推進体制を整備するため、教育政策課に新たに幼児教育推進グループを設ける。
教職員課では、「アクション・プラン」の取組を通じ、学校における働き方改革を着実に推進するため、新たに働き方改革グループを設置する。
近代美術館では、新年度からの「アートギャラリー北海道」構想の本格実施に向け、近代美術館、三岸好太郎美術館の連携強化を図るとともに、事業推進の要となる企画・研究機能を高めてより機動的な取組を進め、業務効率化を図るために学芸部を再編する。
これらの改正によって、道教委の組織機構は現行の四局・二担当局長・一室・十二課・五参事・四担当課(長)・一センターから、四局・三担当局長・十三課・三参事・五担当課(長)・一センターの構成となる予定。
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(道・道教委 2018-03-20付)
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