教育課程編成の基準を一部改正　特別支援学校高等部指圧師など養成課程―道教委

（道・道教委 2018-03-16付）

　道教委は、十四日の教育委員会会議で、道立特別支援学校高等部教育課程編成基準の一部改正を決定した。

　国の「あん摩マッサージ指圧師、はり師およびきゅう師にかかる学校養成施設認定規則」改正に伴い、あん摩マッサージ指圧師などを養成する学校（専門学校など）において、三十年度からカリキュラムなどを見直す必要が生じた。

　このため、あん摩マッサージ指圧師などを養成する課程を有する札幌視覚支援学校専攻科に関し、教育課程編成に関する必要事項を定める同基準に、規定する各科目の標準単位を改訂するもの。

　「あん摩マッサージ指圧師」の総単位数を七十七単位以上から八十五単位以上に、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師」の総単位数を九十三単位以上から百単位以上に増やす。臨床実習（専門分野）をカリキュラムに加え、単位数を一単位から四単位に拡充するほか、社会保障制度および職業倫理（専門基礎分野）などをカリキュラムに追加する。

　また、認定基準に臨床実習を行うのに適当な施術所などを実習施設として利用し得ること、適当な実習指導者による指導が行われることを新たに追加。専任教員の最低必要数を現行の五人以上から六人以上に変更した。

　三十年度の入学生から適用する。

(道・道教委 2018-03-16付)