１６市町村の事例紹介　地域学校協働活動を冊子に―道教委

（道・道教委 2018-03-20付）

　道教委は、二十九年度『地域学校協働活動実践事例』をまとめた。二十九年度地域学校協働活動推進にかかる文部科学大臣表彰を受賞した遠別町と白糠町をはじめ、十六市町村の活動事例を紹介している。

　このうち、遠別町の子どもチャレンジ教室の活動は、遠別小学校において、自然体験や郷土学習などを通じて、郷土を愛し、心豊かな生きる力を育むプログラムを展開。関係団体と調整を図って、毎年度事業内容を変更して実施している。地域の景勝地を巡り、郷土学習を行うハイキングや、地域の店や事業所を訪問するマチ探検、町民との交流を実施している。

　白糠町の土曜授業では、白糠小学校、庶路小学校において、白糠アイヌ文化保存会による出前授業を実施。カルタによるアイヌ語学習、伝統楽器であるムックリの演奏体験、古式舞踊輪踊りの体験、アイヌ民族料理の調理体験など学年に応じた内容を取り上げ、地域のアイヌ文化を学ぶ取組が行われている。

　道教委では、各地域・学校の実情や特性、地域と学校の連携・協働の推進状況や活動の発達の段階を踏まえ、今後の活動の充実が図られるよう、活用を呼びかけている。

(道・道教委 2018-03-20付)