札幌市教委オリパラ教育研究推進校　６月から全７５校で実施　応募締切は今月２３日

（市町村 2018-04-16付）

　札幌市教委は、本年度のオリンピック・パラリンピック教育推進事業の研究推進校を全校種合わせて七十五校指定する予定だ。オリパラに関する学習を通して〝ふるさと札幌〟を愛する心などの育成を図るもの。札幌オリンピックミュージアムを活用した学習では、前年度より十五校多い四十五校を募集している。

　事業は、二十八年度に初めて実施。オリパラに関する学習を通して「スポーツの意義や価値などにふれる機会の充実」「〝ふるさと札幌〟を愛する心の育成」「他者との共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成」を図ることを目指している。

　本年度の研究課題は、①オリンピアン・パラリンピアンや、その指導者などを学校に招いて講演会を行う学習②オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者などを講師に招いて行う体験的な学習③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習―の三点となっている。

　募集する校数は、①と②が十五校ずつ、③が昨年度より十五校多い四十五校。同ミュージアムをより多くの学校に活用してもらうことをねらった。

また、②では、本年度から日本財団パラリンピックセンター主催の「あすチャレ！スクール」を実施する。十五校のうち、五校で行う予定。

　応募締め切りは二十三日まで。研究推進校では、六月から順次各学習を実施することとしている。研究成果については、報告書にまとめ、三十一年二月に市教委に提出することとなっている。

(市町村 2018-04-16付)