釧路校長会が全体会議開く　組織的に後継者を育成　働き方改革へ環境づくり

（関係団体 2018-04-23付）

大澤会長は連帯感の大切さを訴えた

　【釧路発】釧路校長会は十八日、釧路センチュリーキャッスルホテルで全体会議を開いた。三月の総会で決定した新役員を紹介し、新会長に就任した釧路町立富原小学校の大澤昭仁校長があいさつ。後継者の育成、学校における働き方改革など、活動の方向性を示した。

会の綱領を全員で読み上げたあと、新入会員、総会選出役員を紹介した。

　大澤会長は「学び合い、相談できる校長会として、強い連帯感を大切にして管内教育を充実させてほしい」と呼びかけた。また、会員の大幅な交代期に伴う課題、後継者の育成、学校における働き方改革に言及。

　「学び合い、支え合う体制や伝統をどのように維持するのかを考え、数年先を見通した組織の在り方を検討するとともに、各町村の研修と連携して職能の向上を図る取組を充実したい」「自校の教員の適性をみて、各種研修会に若手を参加させるなど、組織的にミドルリーダーを育てる取組を進めて」と述べた。

　特に働き方改革については、学校だけではなく保護者の理解、教委のリーダーシップが必要とし「各教育委員会との連携、各町村との情報交流を行うとともに、自校の教職員の業務の進め方を校長が把握し、休暇の取りやすい環境づくりのほか、教職員の意識を変えることが大切」と訴えた。

　このあと、町村校長会長などを紹介した。

　なお、三月の総会では三十年度の事業計画を決定。十月二十六日から二日間、弟子屈町内川湯温泉で第五十九回研究協議会を予定している。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝大澤昭仁（釧路町立富原小・新）

▽副会長＝辻川尚志（釧路町立別保小・新）、松村浩二（浜中町立茶内中・新）

▽事務局長＝佐野哲哉（標茶町立標茶小）

▽事務局次長＝秦直人（厚岸町立厚岸小）

▽事務局会計＝野口育子（釧路町立昆布森小）

▽釧研所長＝湊谷美樹治（白糠町立庶路学園）

▽研修部長＝小原正寿（弟子屈町立奥春別小・新）

▽経営部長＝佐藤毅（厚岸町立真龍中）

▽対策部長＝千葉徹（釧路町立遠矢小）

▽情報部長＝田中敏行（鶴居村立下幌呂小・新）

(関係団体 2018-04-23付)