14.7%減少傾向続く 29年度の就学援助受給率―札幌市教委
(市町村 2018-04-26付)

札幌市就学援助認定状況の推移
就学援助認定状況の推移(クリックすると拡大表示されます)

 札幌市教委は、二十九年度の就学援助受給率をまとめた。就学援助を受けた児童生徒数は前年度比六百八十二人減の一万九千八百二十人。受給率は〇・四九ポイント減の一四・七九%と、二十四年度をピークに五年連続で受給率が減少している。

札幌市の就学援助制度は、世帯収入などに合わせて児童生徒に年間一万二千九百九十円~二万六千八百二十円の学用費などのほか、通学費や修学旅行費、給食費などを援助している。

 児童生徒数は昭和六十年度から減り続けているものの、就学援助の受給者数は平成五年度から二十三年度まで増加。五年度は児童生徒数十八万三千七百三十二人に対し、就学援助を受けたのは一万一千二百七十人で受給率は六・一%。二十三年度は児童生徒数十三万六千七百十三人に対し二万四千七百六十一人、一八・一一%となっていた。

 しかし、二十四年度の受給率一八・一六%をピークに、二十五年度は一七・七七%、二十六年度は一七・一九%、二十七年度は一五・七六%、二十八年度は一五・二八%となるなど、減少に転じている。

 二十九年度は、児童生徒数十三万三千九百七十八人に対し、就学援助を受けた児童は前年度比三百九人減の一万二千六百三十四人、生徒は前年度比三百七十三人減の七千百八十六人で、児童生徒を合わせた受給率は〇・四九ポイント減の一四・七九%だった。

(市町村 2018-04-26付)

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