小清水町の30年度町政執行方針 町費負担教員を配置 土曜授業活用や通学費支援も(市町村 2018-04-27付)
【網走発】小清水町の久保弘志町長は、第二回定例町議会で三十年度町政執行方針を説明した。教育関係では、小中一貫教育のさらなる充実と土曜授業の効果的な活用を推進していく方針を示した。町費負担教員の配置や、臨時特別教育支援員の運用時数を拡充するなど、支援の充実に努めていく。また、小清水高校の閉校に伴い、町内からオホーツク東学区の高校に通学する生徒を対象に通学費を支援し、保護者の負担軽減を図る。
教育に関する執行方針の概要はつぎのとおり。
◇ ◇ ◇
開町百年を迎えることし、教育大綱の基本方針に掲げる施策をきめ細やかに進め、町民が希望と誇りをもてる心豊かなまちの創造のために、ふるさと小清水への愛を育む教育を推進していく。
▼小中一貫教育について
学力の向上や郷土愛を育む学習の充実を図ることを目的に、小中一貫教育のさらなる充実と土曜授業の効果的な活用を推進していく。
さらに、きめ細かな学習支援の実施を目的に継続して町費負担教員を配置するとともに、特別支援教育の充実を図るために臨時特別教育支援員の運用時数を拡充する。
教育課程の指導助言や学習指導、教育相談など専門的な事項への対応では、教育に関する識見をもつ指導主事を配置するなど、子どもの視点を大切にした学校教育環境の充実を図る。
また、小清水高の閉校に伴い、本町からオホーツク東学区内の高校へ通学する生徒を対象に通学費の支援を行い、保護者の負担軽減に努める。
家庭での規則正しい生活は教育の基盤となり、そこでは大人が生活の模範を示すことが重要となる。
学校と保護者が連携し、社会性を学ぶ最小単位である家庭教育の充実を図り、さらに地域とも連携することで活力あるコミュニティの確立を目指す。
▼社会教育について
社会教育においては、新たに未来へつなぐ人づくり事業を創設し、子どもから大人まで幅広い町民を対象に、視察や研修の機会を充実させることで次代を担う人材育成に努めていく。
また、文化・スポーツ事業の充実を図るため、文化団体の育成やスポーツの振興に努める。
また、コミュニティプラザの改修や、スキー場整備事業をはじめとした社会教育施設の整備を進めていく。
(市町村 2018-04-27付)
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