札幌工業高で建設業者が出前授業 情報化施工用いた授業展開 最新の技術に高い関心(学校 2018-05-09付)
3Dレーザースキャナーのデモンストレーションを実施した
札幌工業高校(猪股康行校長)で四月二十八日、建設業者の地崎道路㈱北海道支店によるグラウンド整備および出前授業が行われた。同社社員二十六人が同校を訪れ、最新の情報化施工を用いた授業を展開。土木科の二、三年生百六十人が参加し、最新の土木施工に目を輝かせていた。
この取組は、同校野球部OBの髙橋勝之北海道支店長が学校からの「グラウンド整備をお願いできないか」との依頼を快諾し、五年前から実施しているもの。以来、継続的にボランティアでグラウンド整備や生徒向けの見学会を行っている。
また、ことしは同社設立五十周年に当たることから、学術研究支援や地域・社会貢献など様々な記念事業を展開。今回はその一環として、生徒や保護者に土木技術への関心、理解を深めてもらうことを目的に社員が講師を務め、ICTを駆使した「情報化施工」と呼ばれる施工方法を紹介し、次世代育成の取組として体験型の学習機会を提供した。
当日は、髙橋支店長をはじめ、社員二十六人が同校を訪問。モーターグレーダーによる情報化施工技術を駆使し、野球場、サッカーコート、陸上トラックの約一万三千平方㍍の範囲を入念に整備した。
出前授業では、校舎内で同校のOB社員が授業を行ったあと、グラウンドで実際にモーターグレーダーの試乗体験を実施。このほか、グラウンドや周辺の構造物などの広範囲を高速でスキャンできる3Dレーザスキャナーのデモンストレーションなども行い、生徒たちは最新の土木施工に目を輝かせていた。
同校土木科長の梶邦明教諭は「普段学ぶことの難しい最新の情報化施工について授業を展開していただき、生徒たちにとって大変貴重な経験になったと思う。今回得た知識を今後の学習活動や卒業後の社会人生活に生かしてもらえれば」と話していた。
(学校 2018-05-09付)
その他の記事( 学校)
安全な環境で走って! 地元建設会社がグラウンド整備 釧路市阿寒小
【釧路発】釧路市立阿寒小学校(木村郁夫校長)で四月下旬、地元建設業者の(株)小野寺組(小野寺俊社長)が地域貢献の一環としてグラウンド整備を行った。参加した社員は「けがなく元気に走り回ってほ...(2018-05-16) 全て読む
松前学園が開校式挙行 「松前愛 挑戦 感動」掲げ 町内4小中で一貫教育推進へ
【函館発】松前町の中学校一校と小学校三校が九年間の教育課程を共有し、小中一貫教育を進めていく「松前学園」の開校式が二日、松前中学校で執り行われた。四校の児童生徒合わせて三百二十一人が出席。...(2018-05-14) 全て読む
建設業の魅力知ろう 十勝建設産業考える会の説明会 帯広農業高3年生が参加
【帯広発】十勝建設産業の未来を考える会主催の生徒向け職業説明会が、四月下旬に帯広農業高校(二木浩志校長)で開かれた。同校三年生三十人が参加し、建設業の仕事内容や役割、魅力などを学んだ。説明...(2018-05-11) 全て読む
雪割り作業に謝意示す 留萌高が建設業者へ感謝状
【留萌発】留萌高校(小林為五郎校長)は、地元建設業者の㈱堀口組と堀松建設工業㈱が三月に実施した同校グラウンドおよび駐車場の雪割り作業に対する感謝状贈呈式を執り行った。両社の代表者が同校を訪...(2018-05-10) 全て読む
ことしも安全に利用して 地元建設業者がグラウンド整備 釧路市鶴野小
【釧路発】釧路市立鶴野小学校(佐藤健二校長)で四月下旬、市内の建設業者・村井建設㈱(村井順一社長)による地域貢献の一環としてグラウンド整備が行われた。活動は毎年行われており、ことしも児童が...(2018-05-10) 全て読む
函館市立巴中学校が開校式挙行 地域と共に歩む学校づくりを 新たな伝統への思い一つに
【函館発】函館市内の三校が統合して誕生した市立巴中学校(佐竹聡校長)の開校式が二日、同校で挙行された。佐竹校長は「地域とともに歩む学校づくりを目指したい」との決意を表明。生徒会長の半田響君...(2018-05-08) 全て読む
地元建設業者による自転車置場整備 安心・安全な環境提供 同校OBらが丹精込め作業 札幌工業高
札幌工業高校(猪股康行校長)で四月二十三日から五日間、地元建設業者の日吉建設〓による自転車置場およびグラウンドバックネット裏の整備が行われた。地域貢献の一環として実施され、同校卒業生を含む...(2018-05-02) 全て読む
星槎国際高で入学式挙行 56人が学校生活スタート 前田校長「伝統継承しつつ新風を」
学校法人国際学園が運営する広域通信制の星槎国際高校(前田豊校長)の札幌学習センターと札幌北学習センターは四月二十六日、三十年度入学式を挙行した。五十六人の新入生が期待を膨らませ、学校生活を...(2018-05-01) 全て読む
札幌市定山渓中が総理大臣表彰 森林づくりの人材育成を評価 27日に東京で表彰式
札幌市立定山渓中学校(髙谷義仁校長)は、三十年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰の受賞が決まった。緑化推進運動の実施について、顕著な功績のあった個人または団体に対し、内閣総理大臣が表彰する...(2018-04-26) 全て読む
早くグラウンドで遊んで 建設会社が雪割りボランティア―津別町津別小
【網走発】津別町立津別小学校(平山拓寿校長)で十六日、地元建設会社の津別建設〓による雪割りボランティアが行われた。社員八人が参加し、子どもたちが早くグラウンドを使用できるよう、重機や手作業...(2018-04-25) 全て読む