上川へき・複連が総会研修会　新委員長に遠藤校長（幌加内町赤鞠内小）　９・１１月―３地区で研究大会

（関係団体 2018-05-11付）

３０年度の活動方針などを決めた

　【旭川発】上川へき地・複式教育研究連盟は四月二十七日、旭川トーヨーホテルで三十年度総会研修会を開いた。会員五十一人が出席。前年度の活動報告などを承認したあと、本年度の活動方針や活動計画などについて協議。活動計画では九月十九日に名寄市立中名寄小学校で上川北部地区研究大会を開催することなどを決定した。また、役員改選では、新委員長に幌加内町立朱鞠内小学校の遠藤友文校長を選出した。

　冒頭、有倉和彦委員長の代理として、中部地区副委員長を務める上川町立上川小学校の藤弘のぞみ校長があいさつ。管内の加盟校が少子化によって統廃合せざるを得なくなっている現状でにふれ「目の前にいる子どもたちの笑顔のために、私たちは、日々、真剣な教育の営みに努力している」と強調。引き続き、各教科・領域の指導などの様々な課題解決に向けて研究を進めていく方針を示した。

　来賓からは、上川教育局の奥寺正史次長と上川管内教育委員会連合会教育長部会長を務める美深町教委の石田政充教育長が登壇。奥寺次長は「一人ひとりの実情に応じたきめ細かな指導に成果を上げている」、石田教育長は「地域に根差した研究に大きな成果を上げており敬意を払う」などと祝辞を述べた。

　このあと、事務局、研究部、事業部、経営部が二十九年度の活動報告などを行ったほか、議事では本年度の活動方針について協議した。

　活動計画では、九月十九日に名寄市立中名寄小で上川北部地区研究大会、十一月一日に富良野市立麓郷小中学校で上川南部地区研究大会、二十一日に東川町立東川第三小学校で上川中部地区研究大会を開催することなどを決定した。

　役員改選では、委員長に幌加内町立朱鞠内小の遠藤校長を選出。「本会の活動に貢献していきたい」と意気込みを語り、三地区研究大会の成功に向けて期待を寄せた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員校長、敬称略＝

▽委員長＝遠藤友文（幌加内町立朱鞠内小・新）

▽副委員長＝橋早智子（名寄市立智恵文小・新）、岡本美雪（東川町立東川第一小・新）、鎌上裕（富良野市立布礼別小・新）

▽事務局長＝岸政継（中富良野町立旭中小・新）

(関係団体 2018-05-11付)