道へき・複教育研究連盟が定期総会　９月に全道研究後志大会　創立７０周年記念誌の作成も

（関係団体 2018-05-18付）

３０年度の活動計画を決定した

　道へき地・複式教育研究連盟は十一日、ホテルライフォート札幌で三十年度定期総会を開いた。九月に開く第六十七回全道へき地複式教育研究大会後志大会と全道へき地複式教育研究大会空知プレ大会に向けて準備を進めるなど、活動計画を決定。役員改選では、柿崎秀顕委員長を再任した。

　冒頭、あいさつに立った柿崎委員長は前年度の全道大会やプレ大会の成果にふれたほか、連盟が本年度七十周年を迎えることから「これからも多くの課題はあるが、活動の充実を図ることで、実践力の向上と会員一人ひとりにとって役に立つ研究連盟であることを目指していきたい」と述べた。

　来賓あいさつでは、道教委の岸小夜子学校教育局長が登壇。連盟や各学校での取組に感謝の気持ちを述べたほか、新学習指導要領など教育の動向にふれ「舵取りをしていかなければならない大切な年度。各学校で確かな理念をもって学校づくりに励んでほしい」と呼びかけた。

　議事では、はじめに二十九年度の会務報告、会計決算・監査報告を承認。また、組織検討委員会の松田孝一委員長が最終報告。「全道の研究大会・プレ大会の在り方」「最終報告に基づく具体的取組」などを説明した。

　引き続き、三十年度の活動方針、各部方針・活動計画、会計予算について審議し、決定した。第九次計画の五年目として「主体的・創造的に学び、豊かな心でたくましくふるさとを切り拓く子どもの育成」の評価・発展に取り組むこととした。

　九月二十・二十一日には、第六十七回全道へき地複式教育研究大会後志大会を後志管内五町三村の八会場で、九月二十八日には全道へき地複式教育研究大会空知プレ大会を空知管内三市二町の七会場で行うことを決定した。

　組織検討委員会では、二十五～二十九年度の最終報告の具体化に向けた取組状況を確認するほか、加盟校の減少が進む中、研究大会の在り方が課題となっていることから、現状に即した研究大会の在り方などの検討を進めていく。

　また、本年度創立七十周年を迎えることから、記念事業として七十周年記念誌の作成・発行に取り組むこととした。

　役員改選では、柿崎委員長を再任した。

　三十年度の役員はつぎのとおり（すべて校長）。＝敬称略＝

▽委員長＝柿崎秀顕（安平町遠浅小）

▽副委員長（総務部長）＝温泉敏（美瑛町美馬牛小）

▽副委員長（研究部長）＝粟田真（豊浦町大岸小・新）

▽副委員長（大会部長）＝山本康博（蘭越町昆布小・新）

▽監査＝小泉卓真（新ひだか町静内小・新）、吉本徹（鹿追町瓜幕小・新）

▽財政部長＝辻崎洋一（千歳市駒里小中）

▽事務局長＝古田統（ニセコ町近藤小）

▽事務局次長＝長谷川孝（深川市多度志小）

(関係団体 2018-05-18付)