十勝管内教委連絡協議会が総会開く　１０月に教育考えるつどい　笠原会長（広尾町教育長）を再任

（関係団体 2018-05-29付）

本年度の事業計画や新役員について審議した

　【帯広発】十勝管内教育委員会連絡協議会は十七日、ホテルグランテラス帯広で三十年度定例総会を開いた。十月に十勝教育を考えるつどいを開くことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員改選では、広尾町教育長の笹原博会長を再任した。

　冒頭、笹原会長があいさつ。新学習指導要領において「子どもたちの資質・能力を伸ばすことは、すべての大人に期待される役割」と指摘。「地域と連携し、教育の質を高めていくことは、今後一層求められていく」との考えを示した。また、二十九年度開催した十勝教育を考えるつどいについてふれ、「引き続き、学びの質を高め、子どもたちにグローバル社会を生きる力を確実に身に付けさせるための取組に尽力いただきたい」と呼びかけた。

　続いて、十勝教育局の大橋則之局長が登壇。管内教育推進の重点にかかわり、①学校全体での教育の質の向上②豊かな人間性と社会性の育成③信頼の基盤となる服務規律の保持・徹底―の三点を要請。このうち、豊かな人間性と社会性の育成では、道徳教育の充実を図るとともに「考え、議論する道徳」への授業改善を推進する必要性を説いた。

　また、「児童生徒が安心して学校生活を送り、自己実現できるよう、学校・家庭・地域が共通認識をもって、いじめや不登校の未然防止を図る取組や児童生徒理解を進める取組が重要」とし、「教育局として、引き続き各市町村教委と連携を密にしながら、様々な課題に適切に対処していきたい」と呼びかけた。

　議事に移り、二十九年度事業や決算報告を承認したあと、本年度事業計画、予算について審議。事業計画には、十月二十八日に幕別町百年記念ホールで十勝教育を考えるつどいを開くこなどを盛り込んだ。

　役員改選では、笹原会長を再任した。

　このあと、十勝教育研究所から、本年度の運営計画や事業計画などの説明があった。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽顧問＝大橋則之（十勝教育局長・新）

▽会長＝笹原博（広尾町教育長）

▽副会長＝三澤吏佐子（清水町教育長職務代理者）、伊藤登（清水町教育長）

▽監事＝櫻井康雄（豊頃町教育長職務代理者）、武田孝憲（芽室町教育長）

(関係団体 2018-05-29付)