外部団体の学校支援要望 道スポーツ推進審議会開く(道・道教委 2018-06-12付)
第2期道スポーツ推進計画の関連施策の推進に向け協議
三十年度第一回道スポーツ推進審議会(宇佐美暢子会長)が六日、道庁赤れんが庁舎で開かれた。本年度からスタートした第二期道スポーツ推進計画の関連施策について説明・協議したほか、三十年度文部科学大臣表彰候補者の選定について審議。委員からは、中学生・高校生向けのスポーツや食育などの講習を学校のカリキュラムにスムーズに組み込むよう要望する声が挙がった。
審議会は、道スポーツ審議会条例に基づき、知事の附属機関として設置。スポーツの推進に関する重要事項を調査審議することを目的としている。
冒頭、道環境生活部の渡辺明彦部長があいさつ。二〇一九年のラグビーワールドカップ、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックなどが近づき、スポーツに対する道民の意識が高まっているとし、「スポーツの風をチャンスととらえ、活力あるスポーツ王国北海道、共生社会の実現に向けて、第二期道スポーツ推進計画に基づく取組を加速させていきたい」と述べた。
議事に入り、事務局が第二期道スポーツ推進計画における本年度の関連施策を報告。
新規事業として、スポーツコミッションのモデル地域を新たに指定し、来年度から全道への波及を図る予定などを伝えた。
また、道内ではカーリングを実施できる施設が少ないことから、委員が施設整備の今後の方針を質問。事務局は、冬季種目の様々な競技を含むナショナルトレーニングセンターを道に誘致したいとの考えを示し「すぐにとはいかないが、長い年月をかけて要望し、施設を増やしていきたい」と回答した。
中学生・高校生向けのスポーツ、食育、アンチドーピングの講習など、外部団体などによる学校支援については、学校のカリキュラム上、授業に組み込むことが難しいことから、改善を要望する声が挙がった。事務局は、道教委と連携し、前向きに対処する考えを示した。
このあと、三十年度文部科学大臣表彰候補者の選定に関して審議した。
(道・道教委 2018-06-12付)
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