4月1日現在のCS導入状況―道教委まとめ 86市町村、409校に 導入率は全国平均を上回る(道・道教委 2018-06-12付)
道内各地の学校で、コミュニティ・スクール(CS)を導入する動きが加速している。道教委によると、四月一日現在、CSを導入した市町村数は八十六市町村で、前年度より四十市町村と大きく増加。うち、四十七市町村は、域内の全小・中学校で導入済みとなっている。幼稚園等、小学校、中学校、義務教育学校、高校を合わせた導入校・園の総数は、二百四十四校増の四百九校。小・中・義務教育・高校での導入率は二〇・八%で、全国平均の一四・七%を上回った。
道教委がまとめた四月一日現在における道内のCSの導入状況をみると、導入市町村数は八十六市町村で、昨年四月一日から四十市町村増加した。
域内の全小・中学校で導入した市町村の数は、三十市町村増えて四十七市町村。広域な市の全校で導入している地域も増えつつある。
幼稚園等、小学校、中学校、義務教育学校、高校を合わせた導入校・園の総数は四百九校。昨年四月一日から二百四十四校の増となった。
校種別にみると、幼稚園等九園、小学校二百四十六校、中学校百三十九校、義務教育学校三校、高校十二校。小学校は百四十四校増、中学校は八十七校増と特に大きく増えており、高校で八校、幼稚園等で五園の増となっている。
小・中・義務教育・高校における導入率は二〇・八%で、全国の一四・七%を上回っている。
幼稚園等については、夕張市、ニセコ町、知内町、鹿部町の公立幼稚園各一園のほか、安平町、標津町、上士幌町の認定こども園で導入されている。
高校では、市立札幌大通高校、ニセコ高校、壮瞥高校、知内高校、士幌高校の市町立高校五校のほか、別海高校、栗山高校、寿都高校、夕張高校、追分高校、美瑛高校、清里高校の道立高校七校、計十二校で導入され、高校での設置も広がっている。
なお、特別支援学校では五月に夕張高等養護学校、新得高等支援学校で導入され、域内の全校種で導入が進む地域も現れている。
各学校・地域の実情に応じたCSの導入と取組を推進するため、道教委は本年度、全道十四管内でCS推進協議会を開く。
七月十日の標津町を皮切りに各管内で順次開き、実践地域における特色あるCSの取組、学校と地域の連携体制の実際、コーディネーターの効果的な活用に関する実践発表、協議などを行い、本道におけるCSの取組の充実を図っていく。
また、十月には道地域学校協働活動推進協議会・コーディネーター等協議会を道内四会場で開く予定。CS、地域学校協働活動を推進する人材の資質向上を目指す。
(道・道教委 2018-06-12付)
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