札幌市教委「なわとび甲子園」 試行経て本年度から本格実施 23日札幌ドームで開催(市町村 2018-06-12付)
札幌市教委は本年度、本格的にさっぽろっ子「なわとび甲子園」を実施する。縄を使った新たな運動にふれる機会を設けることによって、市が推奨する縄跳び運動に対する子どもの意欲をさらに高めることを目指す。二十三日には、札幌ドームで三十年度なわとび甲子園を開催。小学校三年生から中学校三年生を対象に、講師が短縄・長縄跳びの様々な跳び方を紹介するほか、児童生徒がダブルダッチなどに挑戦する予定だ。
市教委では、二十五年度から縄跳び運動を推奨。各小学校で縄跳び運動が行われている。
二十九年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果では、小・中学校男女ともに反復横跳びの結果が改善するなど、子どもの敏しょう性の向上に効果を上げている。
ことし二月には、縄跳び運動の取組を発展させる新たな事業の構築に向け、試行的になわとび甲子園を道教育大学附属札幌小学校で実施。
短縄跳びを使った新しい跳び方など、運動に挑戦する楽しさを体験する子どもの姿がみられたことから、本格的に取組を行うこととした。
取組のねらいは「縄跳び運動に対する意欲を高める」「小・中学校間の連続性のある取組へと発展させ、運動習慣の形成に役立てる」の二点。来年度以降も継続して開催する考えだ。
本年度のなわとび甲子園は、二十三日に札幌ドームで行われる市主催の「環境広場さっぽろ」のスポーツZONEコーナーで実施。道ダブルダッチ協会の日高龍太郎会長が様々な短縄跳びの種類や、ダブルダッチの跳び方などを紹介する。午前の部と午後の部で、それぞれ開・閉会式や記念撮影なども行う。
対象は市内の小学校に通う三~六年生と、市内の中学校に通う生徒。定員は百二十人となっている。
(市町村 2018-06-12付)
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