１６日から土曜学習「あばしり寺子屋」―網走市教委　児童の学習習慣定着へ　東京農大生などがサポート

（市町村 2018-06-12付）

　【網走発】網走市教委の学習サポート事業「あばしり寺子屋」が市内のオホーツク・文化交流センターを会場に十六日からスタートする。市内の小学一～三年生を対象に、大学生などのサポートのもと学習プリントなどに取り組む。本年度から、講師を務める大学生への支援体制づくりも行うなど、児童の学習習慣の定着や学力向上を推進する。

　事業は、学習サポート事業の一環として、東京農業大学オホーツクキャンパス生物産業学部、網走市学力向上推進委員会の協力のもと、二十八年度から実施している。市内の小学校に通う児童が学習支援を受ける環境を整備し、「分かる喜びやできる喜び」を体得する中で、学習の習慣付けや基礎学力の定着を図り、児童の学力向上に資することが目的。

　内容は、寺子屋で用意した学習プリントへの取組、マス計算チャレンジ、持参した教科書・問題集などをもとにした苦手な教科等の個別指導など。参加は無料で、六月から十月までの月一～二回、土曜日の午前十時から二時間程度実施する。

　講師は、東京農大生物産業学部の教職課程を専攻する学生と、市学力向上推進委のメンバー教員、市教委職員が務める。本年度から、講師として参加する学生に対して事前ガイダンスを実施。市教委の担当者が児童とのかかわり方や学校教育などについて説明するなど、学生への支援体制も充実させた。

　本年度の開催日程はつぎのとおり。

▽６月１６日

▽７月７日

▽８月４日

▽９月１日、２９日

▽１０月１３日

(市町村 2018-06-12付)