教育費１・２億円追加　名寄市の肉付補正予算案

（市町村 2018-06-08付）

　【旭川発】名寄市は六日、肉付補正予算案を発表した。一般会計の追加額は一億七千六百五十九万円。うち、教育費は一億二百六十三万円を計上した。本年度の当初予算を合わせた一般会計の総額は二百十三億四千二百七十二万円で、前年度当初比三・六％減。教育費は四十三億七千百六十一万円で、二〇・五％増加した。

　増額の主な要因は、新規としてスポーツセンターのトイレ改修に五千五百万円を計上しているため。

　このほか、北海道百五十年事業の協賛事業として、名寄市立大学で小学生向けのオープンキャンパスを開催。また、学校教育情報化推進モデル事業に一千三百十四万円を充て、名寄南小学校と風連中学校をモデル校に、ＩＣＴを活用した効果的な指導や特別支援教育における活用促進などの実践と検証を行う。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（単位・万円）。

▽国際交流（台湾）＝七二九

・中学生台湾派遣―市内の中学生が台湾の中学生と交流するとともに台湾の文化にふれることで、幅広い視野と国際感覚を養う

・教育旅行受入―市内の高校生などに国際理解教育や国際交流の場を提供するとともに、交流人口の拡大を図る

・農業青年派遣事業―将来的な都市間交流も視野に、市内の農業青年を太保市に派遣することで、農業青年の国際的な視野を広めるとともに、台湾交流を担う人材の育成を図る

▽小規模保育施設整備事業補助金（新規）＝四、〇六一

▽学童保育施設整備事業補助金（新規）＝二、三六六

▽学校教育情報化推進モデル（新規）＝一、三一四―風連中、名寄南小をモデル校に、ＩＣＴを活用した効果的な指導や特別支援教育における活用促進などの実践と検証を行う。今後の児童生徒の確かな学力を育成するための環境整備の在り方について検討する

▽スポーツセンタートイレ改修（新規）＝五、五〇〇

▽小学生のオープンキャンパス開催（新規）＝一五―北海道１５０年事業「子ども未来・夢キャンパス事業」の協賛事業として、小学生向けのオープンキャンパスを開催する

(市町村 2018-06-08付)