自発的なあいさつ促進 幼保小中連携の取組で 帯広市内の3小中学校がポスター
(学校 2018-07-05付)

南町エリアファミリー道徳ポスター
道徳啓発ポスターを中心的に制作した主幹教諭たち

 【帯広発】帯広市教委の「帯広市エリア・ファミリー構想」に基づく南町エリア・ファミリーの市立南町中学校・稲田小学校・豊成小学校は、ポスター「エリアDE道徳」を制作した。各校の主幹教諭が中心となって取り組んだもの。幼保小中十五年間の子どもの育ちを見通し、スローガン「おはよう!こんにちは! みんながつながるまほうのことば」のもと、子どもたちが自発的にあいさつを交わすよう、エリア内で連携して働きかけていく。

 市エリア・ファミリー構想は、子どもの育ちと学びをつなぐため、中学校区を一つのエリアと考え、その中の幼稚園、保育所・保育園、児童保育センター、小学校、中学校が連携体制を構築。子どもを中心に据えた共通理解を図り、実効性ある取組を実践している。

 南町エリアの南町中、稲田小、豊成小は道徳授業の研究会を設置しており、市教育研究所の研究実践協力校に指定されている。前年度はリーフレットを作成。その成果を踏まえ、本年度はエリア内の公共施設に貼るポスターを制作した。

 完成したポスターは、スローガンと子どもたちの笑顔の写真で構成。エリア内で進める心の教育をアピールしている。

 南町エリア・ファミリーは、三校をはじめ、第二ひまわり幼稚園、稲田保育園、南町保育園、豊成保育所、稲田児童保育センターなど十施設にポスターを張り、心を育む教育を推進していく。

 制作の中心となった稲田小の櫻井拓主幹教諭は「幼保小中の十五年間の子どもの育ちを考えて、ポスターの制作を思いついた。家庭にまで波及している実感があるので、エリアで協力して子どもたちを見守っていきたい」と話している。

(学校 2018-07-05付)

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