３１年４月にＣＳ導入へ　比布町教委が準備委を設立

（市町村 2018-07-06付）

　【旭川発】比布町教委は、三十一年四月からのコミュニティ・スクール（ＣＳ）導入に向けて準備委員会を立ち上げ、具体的な活動計画を示した。町内には、中央小学校と比布中学校があり、学校運営協議会は中学校区単位で設置する。準備委員会は、両校の校長や教頭をはじめ、ＰＴＡ会長など九人で構成。学校や地域の実情を踏まえた学校運営協議会規則の作成を進め、十二月までに最終案をまとめる。また、保護者や地域住民などへの周知に取り組んでいく。

　町には小・中学校が一校ずつあり、三十一年度から本格実施するＣＳでは、中学校区で一つの学校運営協議会を設置することとしている。

　今回、立ち上げた準備委員会は、中央小、比布中の校長と教頭をはじめ、ＰＴＡ会長、学識経験者、学校評議員の九人で組織し、町教委が事務局となっている。

　活動計画では、年四回の学校運営協議会準備委員会の開催を予定。六月には、ＣＳ導入に向けた学習会などを開く。また、九月の第二回準備委員会で学校や地域の実情を踏まえた運営協議会規則の検討、十二月の第三回準備委員会で規則最終案の決定などといった流れで取り組んでいく。

　また、周知活動として、町の広報などを活用して保護者や地域住民などに情報提供していく。

　谷義則教育長は「保護者や地域住民からも、町の教育に関心をもってもらえている」と述べ、「地域の特色を生かしたＣＳに向けて検討していく」と意気込んでいる。

(市町村 2018-07-06付)