新校舎への期待膨らませ　稚内南小児童が現場見学会に参加

（学校 2018-08-28付）

児童たちはこれから通う新校舎に興味津々の様子だった

　【稚内発】稚内市立稚内南小学校（杉本浩一校長）は二十二～二十四日、新校舎の現場見学会に参加した。校舎の建設に携わる藤・富田特定建設工事共同企業体が開いたもの。児童は建設中の校舎の中を見て回り、新校舎での学校生活に期待を膨らませていた。

　藤・富田共同企業体は、夏休み前の七月十七～十九日にかけて、同校の二年生および特別支援学級の児童を対象に見学会を開催。夏休みが明けた二十二～二十四日には、残りの児童約三百人を対象に見学会を開いた。

　見学会は三日間かけて学年ごとに実施。うち、二十二日に見学した一年生は玄関や教室、トイレなど施工中の校舎内を見て回り「広くなっている」「よくこんな大きなものをつくれるなあ」などと歓声を上げていた。「いつから使えるようになるの」と尋ねた児童もおり、新しい校舎での学校生活を楽しみにしている様子だった。

　同校では「工事中の校舎は現校舎の裏側にあり、どうなっているのかあまり知ることができなかったので、実際に校舎を見ることは良い体験になった」としている。

　藤建設㈱の武田隆也建築課長は「今は建設業の担い手確保が難しいので、見学会を通じて少しでも建設業に興味をもってもらえれば」と話していた。

(学校 2018-08-28付)